今日は源氏物語を読む会に出席した。
今読んでいるのは、蛍の巻
源氏が玉鬘に言い寄り、玉鬘は困惑する。一方では玉鬘に兵部卿の宮との交際を勧め、玉鬘と宮の会見を取り計らったりする。時は五月、宮の訪れは四日の夜の事らしいが、源氏は、玉鬘の世話を役くふりをして、その身近に蛍を放ち、ほのかな蛍の光に浮かぶ玉鬘の姿を宮に見せる。
巻名は、この優艶な場面にちなむ。
以上テキストより抜粋。
かいつまんで言うと、
兵部の卿は源氏の腹違いの弟。玉鬘は昔源氏が愛して、もののけにとりつかれて死んだ夕顔と源氏の友である頭の中将(義理の兄)の間にできた姫。
行方不明になっていた姫を源氏が見つけ出し、自分の子供(姫)として引き取り、六条の院住まわせた。立派に教育して、本当に父に認められるようになってから、名乗りをあげればよいと。ところが何時もの女好き(* ̄∇ ̄*)自分の物にしたくなり、言い寄る。
源氏は35歳だったけ?中年のいやらしさが出てきている との講師の解釈("⌒∇⌒")
😊
で、今日のテーマ あふち(楝)の花
五月五日花散里の丑寅の町の馬場で、騎射の催しが行われ、花散里、玉鬘方の童女たち、南の町の紫の上づきの童女たちも着飾ってこれを見物した。
その時の衣装を表した場面に、
下仕えは、楝の裾濃の裳、撫子の若葉の色したる唐衣、今日のよそおひどもなり。
と言うのがあった。
楝(楝の花に似た薄紫色)
撫子の若葉の色(薄萌黄色)
私の散歩道に5月頃には栴檀の花が沢山咲く。
薄紫色の花。
大好きな花である。
この花が源氏物語に書いてあるのに,
ちょっと大げさだが、感銘を受けた。
今度散歩道で見かけたときは、平安時代に思いを馳せよう。
今は栴檀は青い実を付けている。
そして、これは帰り道
栴檀の木の向こうに沈む夕日。
今日もきれいだ❗