◇6月26日(火曜日)
東京ドーム
楽天2―1日本ハム
この日の観戦記はホームページ(http://kosekijunjihomepage.com/)に掲載しているので参照していただきたい。
白眉は楽天先発、川井貴志の好投で、6回1死から飛び出した杉谷拳士のホームランまでノーヒットノーランを進行中だった(4回に中田翔がライトゴロを記録)。6回途中で降板も5回3分の1投げ、1安打、3三振、3四死球、1失点は川井の存在感をアピールするには十分だった。
川井以外ではDeNAから移籍したばかりの藤田一也(二塁手)がよかった。7回裏、二岡智宏のセンター右へ抜けようかというヒット性の打球を軽快なフィールディングで追いつくと、振り向きざまのジャンピングスローで刺殺。顔見せわずか1日で好守備を印象づけた。観戦記にも書いたが、藤田と入れ替わってDeNAに移籍した内村賢介はこの日出場していないので、今日の新聞を読むであろう藤田は星野采配を意気に感じるはず。このへんの気配りが星野仙一監督は本当にうまい。
強肩の触れ込みで入団した新人岡島豪郎(捕手)は第1、2打席とも二塁への内野安打で、第2打席の一塁到達タイムは4.13秒と速かった(第1打席は未計測)。第3打席は一塁正面へのゴロで完全なアウトだが、意気消沈しないで4.36秒で一塁を駆け抜けたのは立派だった。俊足で知られる日本ハム・糸井嘉男でさえ、第3打席の一塁ゴロのときは4.47秒かかっている。やる気、俊足、強肩を備える岡島は、レギュラーポジションに一番近いところにいるかもしれない。