今年はバラがきれいに咲いていますね。
こんにちは。
庭のジューンベリーの赤い実を啄みに、鳥がひっきりなしにやってきます。
今日は詩をひとつ紹介します。
大好きな茨木のり子さんの詩、「倚りかからず」。
きっとお好きな方も多いと思います。
くよくよと悩んでいるときに読むと、
弱った心に良く効きます。
もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくはない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ
あなたの好きな詩は何かしら?