ごきげん練習帳 〜自分トリセツの作り方〜

自分と人生を楽しむための”セルフ・コーチング”ノート

ひとりの人は、たくさんの人でできている

2020年01月31日 | ●ストレングスファインダー®

 

ごきげんいかがですか?

 

先日、ある方とお話していて、

「原点思考」と「運命思考」を強く感じました。

今日はそのお話を。

 

 

●「つながる」原点思考、運命思考

 

まず、「原点思考」なのですが、これは、

無意識にその物事・人の原点・源流に遡りたいと思う資質です。

「今」があるのはそこに至る「過去」があるから。

たとえば、おとうふをさっと切ったとして、

「今」というのは、その切られた断面だけなのではなく、

その断面を持つ、豆腐全体の立体、

そんな風に今を捉えているのが「原点思考」です。

今という地点には、そこに至るヒストリーが

必ず付いている、そう思っています。

歴史好きの方がとても多いです。

 

また、「運命思考」は、

見えない物事の間につながりを見出して、

意味づけをしていく資質です。

仮に辛い出来事があったとしても、

それがあって今がある、

こういうことが起きたのには、

きっとこういう意味がある、

と考えていく資質です。

(だいたい、良い方向に考えることが多いです)

これを持つ人には、”ご縁”とか、”因果応報”、

”シンクロニシティ”などを信じている人も多く

起きてしまったことや、目の前に現れたことにジタバタせず、

そのまま受け入れていきます。

「スピリチュアル」な話が大好き、

という人も多いですし、

自分を自然や宇宙などの大きなものの一部である

という体感を持っています。

だから、世界や人が分断されていたり、

誰かや地球を傷つけることは嫌いです。

全てが一つにつながっているので、

誰かを傷つけたり自然を破壊したりすることは、

結局、自分を傷つけたり破壊することに等しい

という感覚なのです。

 

 

これら2つの資質は、上位に持つ人は

割とレアです。

34資質の中でTop5に出現する確立は、

2019年の確か2月頃の統計で、

原点思考は、

グローバルで30位、日本の中でも27位。

運命思考は、

グローバルで23位、日本でも29位。

 

 

英語名は

原点思考がContext(文脈といった意味)

運命思考がConnectedness(つながりという意味)

で、ともに「つながり」の感覚です。

 

 

 

●原点思考×運命思考のアート

 

先日お会いしたその方の中には、

一人の人間という一個体は、

その一個体としてだけでは終わらない、

という強い考えがありました。

 

人は生きていく上で、様々な影響を受けます。

もちろん、DNAとして親から受け継いでいるものもあるし、

たとえばその人が読んだ本がその人を形作ることもある。

そして、その人が感銘を受けた本の著者も、

そこに著した思いや考えを、

実は全くのオリジナルではなく、

誰かの影響から培っている可能性が高い。

その誰かは、もしかすると

さらに前の有名な思想家かもしれないけれど、

その著者の近所に住んでいたおじいさんだったかもしれない。

 

そう考えると、有名な人の中にも

たくさんの無名な人たちが住まっていることになります。

世の中に、その人一人だけが、

誰ともつながらず、触れ合わずに

生きているはずはないですから。

 

だから、有名な人だけがえらい、とかいうことではないし、

個体そのものが、独立した単体としてある、

ということには意味はない。

裏返せば、

どんな個人も、なんらかの影響を

誰かや何かに与えている。

だからこそ、

この世の中の「無名な人」全てが

存在する意味があり、

価値がある。

何かを成し遂げなければ

有名にならなければ、

存在する意味がない、

というのは違うんじゃないかな、

ということでした。

 

私は、この考え方がとても素敵だな、

と思うとともに、

この方の持つ「原点思考」と「運命思考」の

織りなすアートを見るような思いがしました

 

 

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