古今東西 珠玉の言の葉めぐり

これまで心に響いた珠玉の言葉を写真とともに掲載します

第4巻 目次

2015-02-01 | 目次
 第 4 巻 (2014年 3月4月号~11月12月号)  目 次

 年月(クリック)  作 者        詩 歌 句      [ 出 典   写 真
2014年
3月4月号
 
(作者不詳)
(作者不詳)
有度部牛麻呂
[万葉集] 防人の歌 三首
・防人に立ちし朝明のかな門出に手離れ惜しみ泣きし子らはも
・置きて行かば妹はま愛し持ちて行く梓の弓の弓束にもがも
・水鳥の立ちの急ぎに父母に物言ず来にて今ぞ悔しき
イリヤ・レーピン
 「初年兵の門出」
西行法師吉野山去年のしをりの道かへてまだ見ぬかたの花を尋ねん
[新古今和歌集]
桜の吉野山 2枚
宮澤賢治はるきたりみそらにくもらひかるともなんぢはひとりかなしまず行け木蓮白花
5月6月号細川幽齊
細川幽齊
細川幽齊
細川幽齊
古も今もかはらぬ世の中に心のたねを残す言の葉
もしほ草かき集めたる跡とめて昔に返せ和歌の浦波
岩がねに流るる水も琴の音の昔おぼゆるしらべにはして
植へわたすふもとの早苗一方になびくとみれば山風ぞ吹く
舞鶴公園
 城門、庭園、石碑など 7枚
鴨長明の庵跡 3枚
早苗の水田
吉川五明転寝の瞼を徹す若葉かなもみじ若葉
7月8月号多賀葉子天界に接する富士の大いなる孤独を癒すか月昇り来る富士昇月
与謝野晶子厭々する労働はかえって人を老衰に導くが、自己の生命の
 表現として自主的にする労働は、その生命を健康にする。
満開のひまわり畑
橘曙覧たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見るときあさがお開花
 ー世の中に寝るほど楽はなかりけり昼寝の虎
9月10月号左京大夫顕輔秋風にたなびく雲のたえ間よりもれいづる月のかげのさやけさ
[小倉百人一首]
夜の唐招提寺金堂
笠金村

(作者不詳)
高円の野辺の秋萩いたづらに咲きか散るらむ見る人なしに
[万葉集]
高円の野辺の秋萩な散りそね君が形見に見つつ偲はむ
[万葉集]
白毫寺参道の萩
若山牧水吾亦紅すすきかるかや秋くさのさびしききはみ君におくらむ吾亦紅、すすき、かるかや
 ー実るほど頭を垂れる稲穂かな実る稲穂 2枚
11月12月号(よみ人しらず)秋霧はけさはな立ちそ佐保山のははそのもみぢよそにてもみむ
[古今和歌集]
奈良公園大仏池の紅葉
猿丸大夫
 
奥山にもみぢふみわけなく鹿の声聞く時ぞ秋はかなしき
[小倉百人一首]
 
奈良公園 紅葉と鹿 3枚
 


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第3巻 目次

2013-03-27 | 目次
 第 3 巻 (2012年3月号~2013年2月号)  目 次

  作 者 (題名) 初 句    [出 典 写 真
2012年
3月号
大伴部麻与佐天地のいづれの神を祈らばか---[万葉集]鳥海山 雲上の日の出
宮澤賢治(生徒諸君に寄せる)新らしい風のやうに---[宮澤賢治詩集]紺色のやまなみ
ラフカディオ・ハーンただあなたの話、あなたの言葉---[小泉節子「思い出の記」]京都市動物園 オオバタン
4月号大伴家持妹が見しやどに花咲き時は経ぬ---[万葉集]桜花
宮澤賢治かなしみはちからに、欲りはいつくしみに---[宮澤賢治全集]木津川市州見台からの夕照
吉丸一昌(故郷を離るる歌)園の小百合 撫子 垣根の千草---[世界名歌集]野辺の白百合、石祠
正岡子規菜の花や はつとあかるき町はつれ南伊豆 川添いの堤
5月号 ー形は既に異土に埋むるとも、魂は故郷に---[井真成墓誌]葛井寺白藤
宮澤賢治東洋人はいかなる物質の条件でも---[宮澤賢治全集]相模川 鯉のぼり群泳
源 実朝たまくしげ箱根のみうみ けけれあれや---[金槐和歌集]箱根大観山より芦ノ湖、富士山
6月号河辺宮人風速の美穂の浦みの白つつじ---[万葉集]白つつじ
会津八朔郎行く春や 水に雨ふる信濃川越後川口 信濃川
後大徳寺左大臣なごの海の霞のまよりながむれば---[新古今和歌集]日本海日没
7月号小林一茶亡母や 海見る度に見る度に日本海海岸
(作者不詳)この夕 降りくる雨は彦星の---[万葉集」イルミネーション合成
(作者不詳)天の川 霧立ち上る織女の---[万葉集]
 ー常に新しい美、あなたを信じます---[花言葉]ハイビスカス
8月号皇女和宮空蝉の唐織りごろもなにかせむ---
白楽天勝地はもとより定まれる主なし---[和漢朗詠集]八ケ岳山系硫黄岳
野沢凡兆渡り懸けて藻の花のぞく流哉梅花藻の花
9月号藤原定家たまゆらの露も涙もとどまらず---[新古今和歌集]野花、ススキ、水玉
(作者不詳)祇園精舎の鐘のこゑ、諸行無情のひびきあり---[平家物語]ブカレスト「国民の館」
(作者不詳)伎波都久の岡のくくみら 我れ摘めど---[万葉集]野のニラの花
10月号柿本人麻呂去年見てし秋の月夜は照らせども---[万葉集]ススキ
荘子蝸牛角上の争い [雑篇則陽第二十五]かたつむり
松本たかし玉の如き小春日和を授かりし秋の里
11月号仏説摩訶般若波羅密多心経渚の遍路道 大岐浜
空海土州室戸の崎に勤念す---「三教指帰]室戸岬
空海法性のむろ戸といへど 我すめば---室戸 御厨人窟
12月号 ー(賛美歌111番)神の御子は今宵しも---クリスマスツリー、エッフェル塔
 ー(賛美歌405番)神ともにいまして 行く道を---モンサンミッシェル島
レオナルド・ダ・ヴィンチ鉄が使用せずして錆び、水がくさり---ルーブル美術館「モナリザ」
2013年
1月号
源 宗干ときはなる松のみどりも春来れば---[和漢朗詠集]奈良県新公会堂庭園
山本敏子追ひつきて夫に手袋渡し得し初雪(山本公弘氏提供)
 ー(おほなほびのうた)あたらしき年の始に---[古今集]南天冠雪
2月号長屋王山川異域 風月同天 寄諸佛子 共結來縁 [全唐詩]長屋王木簡出土地の碑
長屋王邸跡(イトーヨーカドー)
平城宮跡、日没の生駒山系

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第2巻 目次

2011-02-19 | 目次
 第 2 巻 (2010年3月号~2011年2月号)  目 次

  作 者(題名) 初 句 出 典 写 真
2010年
3月号
志貴皇子石ばしる垂水の上のさ蕨の---万葉集月ケ瀬 竜王の滝
 ー(仰げば尊し)仰げば尊し我が師の恩---文部省唱歌木津川市恭仁小学校校舎
与謝野晶子はてもなく菜の花つづく宵月夜--- 南伊豆町 菜の花畑
4月号崇徳上皇あさゆふに花まつころは思ひ寝の---千載集法金剛院しだれ桜
崇徳上皇限りありて人はかたがた別るとも---千載集法金剛院しだれ桜
西行法師ふりにけり君がみゆきの鈴の奏は---山家集崇徳天皇白峯陵、西行法師のみち
 ー百済の聖明王、○○○等を遣して、釈迦仏の---日本書紀仏教伝来の地碑
5月号ネルソン提督私の人生における成功の全ては--- トラファルガー広場 ネルソン碑
夏目漱石すべてを葬る時の流れが逆しまに戻って---倫敦塔ロンドン塔、タワーブリッジ
勝 海舟外国へ行く者が、よく事情を知らぬから---海舟座談バッキンガム宮殿衛兵交代式
6月号源 頼政五月雨に沢辺のまこも水越えて--- あやめ
鴨 長明ゆく河の流れは絶えずして---方丈記長野 千曲川
芥川龍之介青蛙おのれもペンキぬりたてか 
7月号立原道造(夏花の歌)空と牧場のあひだから--- 山梨 清里高原
島崎藤村(椰子の実)名も知らぬ遠き島より--- 伊豆 白浜海岸
山本敏子立葵 先の先まで咲きのぼる 立葵
 ー方向転換 モーターボート
8月号島崎藤村(高山に登りて遠く望むの歌)高根に登りまなじりを--詩集 夏草八ケ岳連峰硫黄岳
藤原兼輔みかの原わきて流るるいづみ川---小倉百人一首三島 柿田川
周 茂叔蓮は泥より出でて泥に染まらず 藤原宮蹟 蓮池
9月号多賀葉子見渡せる限りの雲海を下に見る富士は--- 南アルプス 千枚岳よりの富士山
伊藤左千夫曼珠沙華 ひたくれなゐに咲き騒めく--- 奈良 山の辺の道 彼岸花
木下利玄曼珠沙華 一むら燃えて秋陽つよし--- 奈良 山の辺の道 彼岸花
アーネスト・フェノロサ(奈良の諸君に告ぐ!)顧うに日本開明の遠因---淨教寺特別講話奈良展望、正倉院、淨教寺
10月号 ー前は神 後ろは仏極楽のよろずの罪を---前神寺御詠歌四国石鎚山、前神寺
日野草城コスモスや妻がやさしく子がやさしく コスモス
日野草城秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙 スタンドとティーカップ
11月号藤原敏行白露は色をひとつをいかにして---古今集大窪寺、浄瑠璃寺、華厳寺の紅葉
ポオル・ヴェルレエヌ(落葉)秋の日のヴィオロンのためいきの---上田敏 海潮音サンスーシ公園の黄葉
島崎藤村(秋風の歌)しづかにきたる秋風の西の海より--- 伊豆 細野高原
12月号聖武天皇橘は実さへ花さへその葉さへ---万葉集興福寺南円堂、橘諸兄公旧趾碑
 ー(冬景色)さ霧消ゆる湊江の舟に白し---文部省唱歌富士川支流 朝霧
 ー(賛美歌405番)神ともにいまして ゆく道をまもり--- ケルン大聖堂ステンドグラス
2011年
1月号
山部赤人天地の別れし時ゆ 神さびて高く貴き---万葉集忍野 高座山よりの富士山
葛井諸会新しき年のはじめに 豊の年 しるすとならし---万葉集皇居二重橋、雪だるま
ミルトン武力によって敵を制する者は---失楽園石上神宮御神鶏
2月号道元禅師尋ね入るみやまの奥の里なれば--- 道元禅師歌碑、永平寺山門
 ー(冬の夜)燈火近く衣縫う母は春の遊びの--- いろり、雪木立、春の園
 ー一陽来復易経福寿草
             以  上

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第1巻 目次

2010-02-28 | 目次
第 1 巻 (2009年3月号~2010年2月号)  目 次

  作 者(題名) 初 句   [出典] 写 真
2009年
3月号
吉丸一昌(早春賦)春は名のみの風の寒さや---[新作唱歌]常念岳、京都鴨川の水面
大伴家持春の苑紅にほふ桃の花---[万葉集]山梨一宮の桃園
国木田独歩(菫)春の霞に誘われて--すみれ
中大兄皇子海神の豊旗雲に入日さし---[万葉集]多賀の海 日の出
ヘロドトスこの世でなにが悲しいといって---[歴史]京都嵐山の猿
4月号薩摩守忠度行き暮れて木の下陰を---さくら
薩摩守忠度さざ波や志賀のみやこは---[新勅撰和歌集]志賀宮蹟碑(大津市)
高野辰之(朧月夜)菜の花畑に入り日薄れ---[文部省唱歌]南伊豆の菜の花畑
落合直文碁をくづす音ばかりして---伊豆湯ケ野温泉福田屋
 ー朝三暮四 [列子]京都嵐山の猿
5月号海野 厚(背くらべ)柱のきずはおととしの---醍醐寺新緑、西伊豆からの富士山
与謝野晶子(五月礼賛)五月は好い月、花の月---大和室生寺のすおう、新緑
 ー地蔵吾今慇懃 以天人衆--[地蔵菩薩本願功徳経]秩父の六地蔵
ブレヒト英雄のいない国は---[ガリレイの生涯]京都嵐山の猿
6月号正岡子規六月を綺麗な風の---あやめ
若舎人部広足防人に立たむ騒きに---[万葉集]刈田の芽生え
紀 貫之やまと歌は人の心を---[古今集]あじさい
源 実朝時によりすぐれば---雲間の落日(南ア北岳)
タキトゥス人間は地位が高くなるほど---[年代記]我庭の蛙 ピョン太
7月号 ー(海)松原遠く消ゆるところ---[文部省唱歌]紀伊の海、多賀の海夜景
 ー---和はむこと魚と水との如くして---[日本書紀]横浜八景島シーパラダイス
湯原王織女の袖つぐ宵の暁は---[万葉集]平塚の七夕ささ飾り
モンテーニュ無知を治そうと思うなら---[エセー]奈良公園の鹿
8月号緒園涼子 訳(希望のささやき)天つ御使いの言葉さながら---鳥海山
宿屋飯盛歌よみはへたこそよけれ---八ケ岳連峰赤岳
 ー去にし天平年中、山背国相楽郡の---[日本霊異記]高麗寺蹟(木津川市)
西行法師うなゐ児がすさみにならす--- 吉野西行庵
 ー和顔愛語 [大無量寿経]野良猫 ドラ
9月号林 古渓(浜辺の歌)あした浜辺をさまよえば---蒲郡西浦、鎌倉稲村ケ崎
藤原敏行秋来ぬと目にはさやかに見えねども---[古今集]伊豆白浜 ホテル伊豆急
源 実朝大海の磯もとどろに寄する波---[金槐和歌集]伊豆赤根崎
 ー寧ろ鶏口となるも---[戦国策 史記]我家の鶏 シャッキリ
10月号阿倍仲麻呂天の原ふりさけ見れば春日なる---[古今集]奈良薬師寺満月
十返舎一九「東海道中膝栗毛」より安倍川、大井川、天龍川の段東名・伊勢湾岸高速道路
11月号 ー(もみじ)秋の夕日に照る山もみじ---[文部省唱歌]京都善峯寺
有間皇子家にあれば笥に盛る飯を---[万葉集]有間皇子墓(海南市藤白峠)
伊良子清白(秋和の里)月に沈める白菊の---白菊、すすき
松尾芭蕉古池や蛙飛び込む水のおと大津岩間寺
12月号山本敏子いざ出立烏帽子正しておん祭り奈良春日若宮おん祭り
二宮尊徳凡そ小人の常、大なる事を欲して---[二宮翁夜話]二宮尊徳生家
 ー涅槃寂静無人直売スタンド
 ー(賛美歌312番)いつくしみ深き友なるイエスは---東京ミレナリオ
2010年
1月号
多賀葉子晴れわたる空より投網を打てるごと---熱海峠よりの富士山
木下利玄牡丹花は咲き定まりて静かなり---寒ぼたん
藤原定家駒とめて袖うち払ふかげもなし---[新古今集]米原三島池
ルソー人はつねに自分の幸福を---[社会契約論]北京街角の窓辺
2月号 ー名にし負はばいざ事問はむ宮こ鳥---[伊勢物語]京都鴨川のゆりかもめ
宮沢賢治この夜半おどろきさめ、耳をすまして---雪木立
紀 友則君ならで誰にか見せむ梅の花---[古今集]京都智積院の紅梅

             以  上

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