名古屋支社の水野です。
私は、非IT業界からの未経験転職で
現在の業界に入ってきました。
IT業界は専門知識も多く、それに伴って専門用語も多いものではあります。
しかし、知らない、聞いたことない専門用語なら
調べたり、質問したりするので、大きな間違いにはならないと思います。
むしろ危険なのはIT業界の専門用語ではないけど、
IT業界独特の使い方やニュアンスがあるものではないかと思いますので
実際私が、この業界に入ってきたときに「ん???」と思った用語をいくつかご紹介したいと思います。
エビデンス
私は前職が医療業界で、この言葉は医療業界の専門用語だと思っていたんですが
IT業界でも使われていて驚きました。
しかし、ちょっと意味合いや使われ方が異なっており
IT業界では、「試験や作業の証跡」という意味合いで使われているように思います。
(プロセスを)xxす。生きてる。死んでる。
物騒ですね。
全角文字を絶対に許さない
これは用語ではないのですが
私の前職では1文字の英数字は全角で入力することがほぼルール化されていたので
習慣を矯正する必要がありました。
これはどちらかというと前職のルールのほうが変かもしれません。
言うまでもないかもしれませんが、IT業界で全角文字を嫌がるのはバグの温床になりうるからですね。。。
~という認識です
「~だと思います」ではダメなんですかね???
今でも不思議な言い回しだと思います。
やり取りの中では実際に「認識です」という回答が適切なシチュエーションもあるので
全部が全部「思います」の意味ではない、というのはわかりますが。
技術的には可能です
素直にできないと答えてほしい!!!
これ、質問者は「できる or できない」を聞いているので
「技術的には可能です」と回答したら、「できる」と解釈するのが妥当ですよ。
「可能です」って言っちゃってますから。
できないわけじゃない!
すんごい技術者ならできる、とか
膨大なお金と時間をかければできる、とか
言わんとすることはわかるのですが
それらのできない理由を「技術的には」の部分に包括してしまうと
非エンジニアには絶対伝わらないです。。。
ただ、エンジニア同士の会話ならジョークとして「技術的には可能です(できません)」と発言することはありだと思います。
なぜこんな言い回しをするのか
これは私が勝手に感じていることなのですが
「~という認識です」や「技術的には可能です」という発言は
職場環境の心理的安全性の低さから発生したものではないかと考えます。
特にこれらの発言を若手や新人が、緊張した面持ちでこれらの発言をするようになったら
結構危険なサインなんじゃないかなと思います。
だって、こんな言い回し日常生活の中では覚えませんからね。
明らかに逃げ道、言い訳の余地を確保するための言い回しです。
上司、先輩、職場の雰囲気が優しくて、心理的安全性が高ければ
「(間違いや見落としはあるかもしれないけど)~だと思います」
とか
「(他の人にはできるかもしれませんが)私にはできません」
と素直に答えるんじゃないでしょうか?
部下や後輩が素直に質問に答えることができる職場の雰囲気になると良いですね。