「K.S.I WEB SEMINAR」
~匠のパーシャルデンチャー!その疑問、解決します!!~
3月27日、デンタリード様主催のWEB SEMINARが、無事終了いたしました。
当日は定員の80名が参加されましたが、開催日直前になっても問い合わせがあったそうで、皆様の“欠損補綴”に対する熱意が感じられました。
当日は14時開催で、デンタリードの坂本様のご挨拶から始まりました。
その後トップバッターは「鉤歯(サベイドクラウン)から連携するデンチャーデザイン」と題し、小山邦宏会長がご講演されました。
小山会長はまず初めに動画でスタディグループK.S.I. の紹介をされ、そのあとは次の内容について解説されました。
その内容は…パーシャルデンチャーの目的、二次固定の概念、力学的構成6要素、サベイドクラウンの概念、着脱方向の解説、軸壁形成のポイントなどなど…。
口腔内で劇的に機能するパーシャルデンチャーを製作するためには、まずパーシャルデンチャーが装着される口腔内環境を整えなければなりませんが、小山会長は、そのアンカーとなる鉤歯の形態と軸壁による力のコントロールを主に、様々なポイントを解説されました。
パーシャルデンチャーによる欠損補綴に携わる者として、今回の講演を拝聴し、改めてサベイドクラウンの重要性を再認識した次第です。
次に、大澤理事が「パーシャルデンチャー7つの構成要素と、クラスプの必要条件」との演題でご講演されました。
大澤理事は自己紹介の後、まずパーシャルデンチャーの7つの構成要素を解説されました。
次いで、パーシャルデンチャーの概念、支台装置の種類、各クラスプの解説、プロソデザイン、支台の前処置、マウスプレパレーションの効果などについても解説されました。
講演の序盤にはプロソデザインの解説をされましたが、同じ治療のゴールを目指すために初期治療の段階から、最終補綴物のイメージをドクターと共有できるため、プロソデザインは大変有効であると感じました。
最後は奥森主幹が「クオリティーを左右するマテリアルセレクション」との演題でご講演されました。
奥森主幹はまず、動画でラボの様子を紹介されました。
その後お話されたご講演の内容は…全部欠損に対する部分欠損との比較(インプラントオーバーデンチャーの咬合力)、欠損補綴への対応(固定式、可撤式の種類)、長期予後を狙ったリジッドタイプのパーシャルデンチャーの解説、義歯の動きのコントロール、残存歯にプレパレーションした症例の解説、マテリアルの変貌などについて解説されました。
マテリアルの変貌の解説時、金属アレルギーの患者さんにジルコニアで製作された下顎のパーシャルデンチャーを供覧され、ジルコニアの特性や工夫して製作された点などを詳細に解説されました。
最後に二次固定をすることにより、鉤歯の動揺が収まった、という動画も紹介されましたが、二次固定の有効性を証明する大変貴重な動画であったと感じた次第です。
三名の先生方のご講演が終わり、そのあと “匠のパーシャルデンチャー!その疑問、解決します!!”とのタイトルで、予め参加者様から募集した、Q&Aコーナーもありました。
鋳造機の質問、使用材料、重合時の注意点、プレパレーションに関する質問事項などなど、非常に多くの質問が寄せられ、三名の先生方がわかり易く解説されました。
当日、終了予定の16:30分をオーバーしましたが、参加された皆様も最後まで大変熱心に聴講されていたのが印象的でした。
次回このようなウェブセミナーが企画された際は、また参加させていただこうと思います。
奥森主幹、小山会長、大澤理事、この度もまた貴重なご講演をありがとうございました。
参加されました受講生の皆様もお疲れさまでした。
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追記
セミナー後、zoomで飲み会も開催されました。
当日、ビンゴ大会が計画されておりましたが、準備が間に合わず次回ということに…
残念に感じていた皆さんでしたが、佐野さんの奥様の発案で、急遽“「黒ひげ危機一発‼」佐野カップ”が開催されることに‼
…剣を刺し、なるべく早く「黒ひげ」さんを飛ばした方が勝ち‼というルールで、皆さん一人一人何回で飛ぶかを競い合いましたが、大変盛り上がりました。
佐野さんの奥様、ありがとうございました(^o^)
佐野さん「黒ひげ」にそっくり(笑)。
第一回目の結果は、三刺し目で「黒ひげ氏」を飛ばした今西理事が優勝でした。
今西理事、おめでとうございます‼
“「黒ひげ危機一発‼」佐野カップ 第二回”も開催されるようですので、こちらも楽しみです。
Reporter 広報担当 平田
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