この事業は、平成10年度より本会と釧路市連合町内会、釧路市民生委員児童委員協議会の三者におきまして、地域福祉活動をより推進するための「地域福祉活動支援事業」の一環として、“地域福祉の推進と担い手づくり”を目的に開催しています。
今年度の地域ふくし講座は、「防災」「高齢者福祉」「生活困窮」の3つのテーマに基づき、全3講で開催いたしました。
第1講は、釧路市総務部防災危機管理課・課長補佐の島田勇気氏をお迎えし、「安全な避難行動の為に」と題して、現在釧路市が発信している「Webハザードマップ」による危険箇所や避難場所などの情報を活用した正しい避難行動について、お話をいただきました。
最後には参加者全員で避難所での段ボールベッドの組み立て方について学び防災意識を高めていました。
第2講は、釧路市東部北地域包括支援センター所長の箭原純子氏をお迎えし、「高齢者の総合相談窓口~地域包括支援センター~」と題して、介護・医療・保健・福祉など、さまざまな側面から高齢者を支える地域包括支援センターの役割について、高齢者の見守りなど具体的な事例を交えてお話をいただきました。
第3講は、NPO法人ワーカーズコープ・フードバンクくしろ代表の本間千明樹氏をお迎えし、「食で地域をつなぐフードバンク事業」と題し、フードバンクくしろの活動内容や、コロナ禍での生活困窮などにより食べ物を必要としている方々に配布をされてきた実践活動など、食のつながりを通した地域支援の在り方についてお話しいただきました。
受講者からはたくさんの質問が寄せられるなど、関心の高さが伺われました。また当初は、講義のあとにグループワークを行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染者の急増を受けて、対面によるグループワークは行わず、学校形式による講義のみの開催に変更して実施いたしました。
第3講終了後には、閉講式が行われ、全3講のうち2講以上受講された方々に修了証書が授与され、盛会に終了いたしました。
【本所・地域福祉課・地域福祉推進係 担当】