とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
量子テレポーテーションや超弦理論の理解を目指して勉強を続けています!

「管理・乗り方も原因」 死亡事故でシンドラー本部声明

2006年06月09日 18時07分09秒 | 時事
「管理・乗り方も原因」 死亡事故でシンドラー本部声明

東京都港区の公共住宅で起きたエレベーター事故で、日本法人がこのエレベーターを製造したシンドラーホールディング(本部・スイス)は8日、「エレベーター産業での事故は主に不適切な管理か利用者の危険な乗り方に起因していることが多い」とする声明を出した。

こんなこと言ってるようじゃ、この会社はもう日本で商売できないね。危険な乗り方っていったいどういう乗り方?

「(亡くなった)高校生の家族にお悔やみを申し上げたい。」と言ってはいるものの、これではご遺族の気持ちを汲んでいないに等しい。エレベーターって人の命を預かるものだから、メンテナンスが不十分だったり危険な乗り方をしても人命を損なうような動きはしないように作るべきだ。

事故例が多数報告されているということは、メンテナンス会社がそれぞれ違うことを考慮すると原因はシンドラー社にあると見るのが可能性として大きい、事故にあった人の状況の話を聞いても「危険な乗り方」をしたように思えない。

責任転嫁自体が無責任だし、同じ責任転嫁するにしてももう少し物には言いようがあると思うが。

この事態によって国の庁舎・施設にあるエレベーター全基を調査することが国土交通省から発表されたが、こういうコストも全部税金で行われることを忘れてはいけない。

それにしてもこの会社のエレベーターのトラブルは、あきれるほどでてくるねぇ。。。

参照リンク:
シンドラーエレベータ株式会社(日本)
http://www.schindler.co.jp/

Schindler Group:
http://www.schindler.com/


ブログ執筆のはげみになりますので、1つずつ応援クリックをお願いします。
にほんブログ村 科学ブログ 物理学へ 人気ブログランキングへ 

  

 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« とうとう発売だ!:Blu-rayデ... | トップ | 真夜中の誘惑 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (YUKI)
2006-06-10 02:39:46
この高校生は自転車に乗ったままエレベーターに乗り、そのままバックしながらエレベーターを降りようとした時に動き出したエレベーター挟まれたんですよね。

日本社会では亡くなった人の落ち度について語ってはいけないのかもしれないけれど、危険な乗り方であったことは確かだと思いました。



エレベータの品質不良、保守会社の技術不足、放置した都の怠慢、そして被害者の思慮不足、すべての要因がそろってはじめて死亡事故にまで至ったのだと思います。



もちろん人命を預かる機械ですからフェールセーフ、フールプルーフを何重にもかけて安全を確保すべきだと思います。しかし死亡事故にまで至った要因の一つを報道が(意図的に?)ほとんど言及しないのもなんとなく腑に落ちない気がします。



それから、今回彼が命を落とさなくてもどのみち他の誰かが命を落とすまでこの不具合は放置され続けていたのではないでしょうか。そう考えると安心できない社会だなと思います。
返信する
危険な乗り方って? (クルンテープ)
2006-06-10 11:53:12
もし今回の高校生の降り方が危険な使用方法だとしたら、その危険は降りるときに普通よりも時間が掛かることぐらいでしょうか?

だとするとエレベータが本当に必要な足腰の弱ったお年寄りなどは危険な乗り方をしていることになりますよね。



開いているときは動かないというのは安全対策の基本中の基本です。

自動車の運転は危険が伴いますが、免許制度で運転者を能力で制限しています。

もし、シンドラー社のエレベーターが素人が操作すると危険な代物なら、デパートのエレベーターガール付きの場所での利用を制限するとか、シンドラー社が所有者や管理者に指導すべきですね。



シンドラー社のエレベータにはタバコのパッケージのように、「このエレベータは乗り方によってはエレベータに挟まれることがあります。正しい乗り方は・・・」と危険性の警告と乗り方の説明が張り紙する必要がありますね。(笑)
返信する
Unknown (YUKI)
2006-06-10 13:51:45
免許がないと運転はできませんが自動車に乗ることはできます。そして安全な乗り方、危険な乗り方というものも存在します。



自動車にたとえるのであれば前々から違反や事故を頻繁に起こしていた友人が運転する整備不良車にシートベルトをしめずに同乗して事故に遭い命を落とした、それでもシートベルトさえしめていれば最後の一線で命だけは助かっただろうに、という感じですね。



運転者が交通法規を遵守して事故防止に努めるのは基本中の基本ですが、それでも事故が起きたときにどう自分の身を守るかということを考えているかどうかで生と死を分けることはありえます。



私はエレベーターそのものが常に危険性ゼロの乗り物とは考えていません。だからこそ安全基準や定期点検が定められているのでしょう。

分譲マンションに住んでいてマンション管理組合に携わっていると、エレベーター保守費の高さは悩みの種です。管理費節約のためにメーカー直系ではなく安い独立系の保守会社に変えてはどうかという話もよく議題に上ることです。独立系のエレベーター保守会社の技術がメーカー直系と本当に同等か、安かろう悪かろうではないか、というようなことは充分な検討が必要なことで、それがなされていたのかどうかも疑問です。



だからこそメーカー「だけ」を叩いておけばOKというような報道姿勢はバランスを欠いていると感じる次第です。



まあそれでも、シンドラー社のあの声明は遺族の感情を逆撫でしたことでしょうね。

特に日本社会ではかなりまずい対応だったとは思います。



#私の感覚では自転車に乗ったまま不具合が頻発しているエレベーターに乗るなんてシートベルト不装着どころか

・珍走車に箱乗りする

・このご時世に小学生の女の子を夜一人で塾に歩いて行かせる

のと同等の危険行為で、これを危険と感じない人がいるのが不思議です。危険に対する感受性ってほんとに個人差大きいんですねぇ…。

返信する
Re: (とね)
2006-06-11 01:10:35
YUKIさん、クルンテープさん



コメントありがとうございます。

今回の事故機でブレーキ・パッドの磨耗が発見されましたが、これは事故後に箱が急上昇した件について説明できますが、高校生が挟まったまま上昇してしまった件は説明できませんよね。ブレーキが作動する以前にドアが開いたまま上昇したことが問題になるわけですから。



事故報告が引き継がれていなかった問題や、管理会社自体にも問題がありそうですが、各地でおきているトラブル報告の多様性を考えるとエレベーター自体にいろいろな問題が潜んでいそうな気がしています。

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

時事」カテゴリの最新記事