掲載画像:真夏の太陽
8月6日の記事で「電気代節約のためにエアコンは使わない!」と宣言したばかりだが、こんなに暑い日が続くとそんなことも言ってられなくなった。
3階の僕の部屋では日中40度くらいまで上がる。(夜間は35度くらい。)
週3日は在宅勤務なので、今日はとうとうエアコンを使ってしまった。(設定温度は30度だけど。)
昨日は多治見市(岐阜)と熊谷市(埼玉)で40.9度という記録を更新したそうだ。そんな気温は「地球じゃない!」と思った。
近所の都営住宅ではお年寄りが熱中症でお二人亡くなったそうだ。(渋谷区笹塚と渋谷区幡ヶ谷)
健康管理は基本的には自己責任なのだが、収入が少なくてエアコンが買えない人や、エアコンを設置できないような古い家に住んでいる人にとってはどうしようもない。そんな家で寝たきり生活をされている方はどうなってしまうのだろう。またエアコンがあったとしても電気代を気にして使っていないお年寄りもいることだろう。
エアコンを使っていない家は気づかないところにきっとたくさんあるにちがいない。
はっきり言って、死者が出るほどの暑さは自然災害だと思う。
行政はエアコンの効いた区民館や公民館、夏休みで空いている小中学校を生活弱者のために開放し、その利用をうながすべきだ!
行政の対応を待つまでもなく、近所にひとり暮らしのお年寄りがいるかどうか調べて、せめて昼間の間だけでも自分の家の一部屋を使ってもらいたいと思った。
そんな話を母にしたところ「もっと気温が上がって45度くらいになったら、私も死んでしまうのかしらねぇ。」と言った。「あの~、そんなに上がったら誰でも倒れてしまうんだけど。。。」と僕。なんとも天然ボケの入った母である。
熱中症で死亡、関東地方で新たに4人
猛暑が続く関東地方で16日夕から夜にかけ、埼玉県と茨城県で4人が熱中症のため死亡した。
埼玉県では、深谷市の女性(38)、さいたま市北区の女性(84)、川越市の女性(86)が、いずれも16日夕方から夜にかけ、自宅内で倒れているところを発見され、病院に搬送されたが死亡が確認された。
同県内では16日、熊谷市で40・9度の国内最高気温を記録した。
また、茨城県牛久市でも16日午後9時30分ごろ、自宅の庭で女性(90)が倒れているのを、家族が発見。死亡が確認された。
◆東京・渋谷区で2人死亡、熱中症の可能性◆
東京都渋谷区の都営住宅2か所で、16日午後から17日朝にかけて、80歳代の女性2人が死亡しているのが見つかった。
警視庁代々木署では、遺体の状況などから熱中症で死亡した可能性があるとみて、死因の特定を急いでいる。
同署によると、16日午後3時過ぎ、渋谷区笹塚の都営住宅で、女性(81)が室内の布団の中で死んでいるのを、帰宅した息子が見つけた。室内にクーラーはなく、発見時は窓が開けっ放しだったという。
17日午前7時ごろには、同区幡ヶ谷の都営住宅で、独り暮らしの女性(81)が室内で倒れて死んでいるのを、近所の住民が発見。室内にクーラーはあったが、電源は入っていなかった。
(2007年8月17日14時13分 読売新聞)