『神戸殺人事件』内田康夫～読みました。

ずいぶん前に新幹線に乗るときに買った本。
神戸を離れてなかったら買わなかったタイトル。

最初の数ページ読み、やっと気付く、
浅見光彦の話だと

もうそこから頭に浮かぶのはセクシー部長＝沢村一樹
あの顔と声で小説が進むことになった。

20年前（1992年ごろか）の神戸が舞台。

いまはもうすっかり寂れている新幹線駅から旧オリエンタルホテルへの渡り廊下も
宇宙ステーションみたいに輝いてた頃のおはなし。
（このホテルはいまは「ANAクラウンプラザホテル」になっとる）
浅見さんはここにお泊まり。


実在の店が登場する。

ステーキの『あらがわ』
鹿という字を3つ重ねた漢字（轟のように）と皮であらがわ。

ここ、さすがに誰も連れて行ってくれんかった高級店や
いまHPを見たら１人３～４万で食べれるみたいだけど、
２０年前はもっと高かったんちゃうかな？
３～４万でも恐ろしく高いけどねーどんな肉使っとんやろねー？
横浜でもそんな高級ステーキ店・・ないんとちゃうかなー？知らんけど。
だいたい２万くらいで食べれる気がするわ。
東京なら「はあ？」と目をむく高級店ありそうだけど・・・
そう思ったら神戸って・・・すごい街やな

マツコも言ってたけど
芦屋のお金持ちは田園調布のお金持ちよりスゴイって・・・
芦屋の豪邸は小学校くらいある！って(笑)
私はそんな豪邸のそばへ行ったことないけど。
用事もなく歩いてたら通報されそうやもんな。

あらがわ、
店内は知らないけど、よくこの店の前の道は歩いた

それと元町の喫茶店『エビアン』
エビアンという名前はミネラルウォーターのエビアンと同じなので
本に載せることが出来なかったのか、こっちは名前そのものは出てないけど
確実にあの『エビアン』だと思われる。
と言いきってて全く違ってたら笑う
喫茶四季のことやったりして（身内ネタ）

ああ、このエビアンでコップを持ち帰るとかいうエピソードが出てくるので
犯罪の現場になる場合は、実名は伏せられるのかもしれん。

とにかく先が早く知りたくなる展開で素晴らしい小説どした。
「上質なミステリー」に出会えるとハッピーな気持ちになれますね
内容は殺人事件なんだけどねー・・・