母のテレパシー

フライパンで野菜をいためながら　ふと思った。

母ちゃんなんで私が遊んでいた場所がわかったんだろう・・・・・

家から歩いて　ちょっと行くと昔　広い空き地があった。
そこは昔は浜だった。　その記憶もうっすらと覚えています。

そこをたくさんのダンプがやってきてどんどん土を運んできた。
そこは広い埋立地になった。
その後　海沿いに広い道路が出来て　その埋め立てられた場所には　家や工場が出来た。

でも私が小学校に通った何年間かはその埋め立てられた　だだっ広い空間は子ども達の遊び場だった。

あの頃の子ども達ほど外で遊んではいなかったかもしれないけれど
姉についていき　仲間に入れてもらってゴムとびをしたり
埋め立てられた砂の中から貝殻探しに夢中になり　外が暗くなるのも忘れて遊んだ

でも母さん・・・・・
「ごはんよお～～～帰りんさいね～～」
といつもよびに来てくれた。

今から何処へ行くなんて　言っていかなかったのに　
なんでわかったんだろうか
その広っぱじゃなくても　呼びに来てくれた

その声をきくと　子ども達はみんな急いで家に帰る
みんなお母さん大好きだから　恋しくなったんだ

どして　わかったのか　　一度きいてみたかった。