いつまでたっても今日はせつない

あの日のことは夜まで全部覚えている

そして　１０日ぐらいして　私はリュックをしょって　あの町にいた
JR芦屋駅を過ぎたころから　景色が一変した

それは　とても無残で不自然で　そしてずっと　眺めている私の目はどこか何も感じないように
心に壁ができてしまったような感じがした。

友達とは　なんとか連絡がとれていて　元気な顔を見たときは　ほんとにうれしかった。
そして　かれらは　そんな状況の中でも　音楽でみんなを励ましていた。

音楽って　ほんとに人の癒しになるんだと思った。

私は　その時彼らと約束して　　名古屋に来てもらって
ささやかな　ライブを企画した

その時集まったお金を　あしながさんに送った
いえいえ
私だけではなく　その時本当にたくさんの人が準備を手伝ってくださった。

あれから　もう１７年もたつんだな
神戸はすっかり　きれいになったけど
いまでも　この日は　
神戸から逃げたい衝動に駆られると
私の友達は　話してくれた

私は
神戸が大好きです