新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

空の青さを見つめていると

2011年06月12日 | 被災地応援
北野天神縁起について調べていたら、菅原道真のこんな漢詩が目に留まる。

 自詠

 離家三四月  家を離れて 三四月
 涙落百千行  落つる涙は 百千行
 万事皆如夢  万事皆夢の如し
 時時仰彼蒼  時時彼の蒼を仰ぐ


左遷された道真が、太宰府に向けて出発したのは陰暦二月一日である。
ということは、この自詠は旧暦五月か六月のもので、まさしく今この季節。
震災と原発事故も旧暦二月、ふるさと離れて三四月、いまも避難生活を続ける人たちのことを想う。
われわれには誰もが帰るべき場所がある。



最新の画像もっと見る