北野天神縁起について調べていたら、菅原道真のこんな漢詩が目に留まる。
自詠
離家三四月 家を離れて 三四月
涙落百千行 落つる涙は 百千行
万事皆如夢 万事皆夢の如し
時時仰彼蒼 時時彼の蒼を仰ぐ
左遷された道真が、太宰府に向けて出発したのは陰暦二月一日である。
ということは、この自詠は旧暦五月か六月のもので、まさしく今この季節。
震災と原発事故も旧暦二月、ふるさと離れて三四月、いまも避難生活を続ける人たちのことを想う。
われわれには誰もが帰るべき場所がある。
自詠
離家三四月 家を離れて 三四月
涙落百千行 落つる涙は 百千行
万事皆如夢 万事皆夢の如し
時時仰彼蒼 時時彼の蒼を仰ぐ
左遷された道真が、太宰府に向けて出発したのは陰暦二月一日である。
ということは、この自詠は旧暦五月か六月のもので、まさしく今この季節。
震災と原発事故も旧暦二月、ふるさと離れて三四月、いまも避難生活を続ける人たちのことを想う。
われわれには誰もが帰るべき場所がある。