「芸術新潮」1月号を何気なくページをめくっていたら、素敵なメガネ。完全無欠のサイバー乙女・スプツニ子!
〈生理マシーン、タカシの場合。〉
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/29/d797674437029d003eb3c612063834c9.jpg)
しかし記事を読んで、会社であることも忘れて、「これだよ、これ!」と興奮のるつぼ(同僚たちも、もう慣れている)。
女装趣味のタカシくん(日仏ハーフの25歳で商社勤務)が肉体的女装を求め、生理を疑似体験できるというマシーンを発明する……というストーリー。1回の生理の平均経血量である80mlの血液が5日間にかけて流れるほか、腹痛デバイスも実装。ベルト部分にはアブトロニック(筋肉に電氣刺戟を与えるダイエット機器)が装着され、生理痛にも似た痛みを与えるという。こぇえ!
このマシンは、「生理は本当に必要か?」「テクノロジーによって生理を左右できたらどうなるのか?」という問題提起から生まれたという。「身体など人肉にすぎない」というギブスンのサイバースペースの思想が、ついに現実のものになってきた。これこそ、サイボーグ・フェミニズム・アート。
過激さでは、〈寿司ボーグ☆ユカリ〉だろうか。夜な夜な男に寿司をサーブしていた〈女体回転寿司サイボーグ〉が次第に自我にめざめ、ただの「かわいらしい接客サイボーグ」としての役割に不満を覚えていく。そして、こっそりキッチンで、腰に装着された回転式テーブルをナイフ搭載型に改造。男社会に闘いを挑む!
すごい。
すごすぎる。
釣りあげられた魚のように、口ぱくぱく。「すげえよ! スプ子、すげえ!」と壊れたテープレコーダーのように讃美の言葉を繰り返すしかない。
こういう人を本当の天才というんだろうな。スプツニ子!という名前は、高校時代のあだ名らしい。本当は日英ハーフなのに、ロシアのハーフに見えてスプートニク、転じてスプツニ子になったのだとか。YouTubeで映像作品が視聴できる。展覧会は1月30日まで東京現代美術館にて。東京方面の方はぜひ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/ad/498e8a99e48bd0bb7ba5dfe09a5a084d.jpg)
〈生理マシーン、タカシの場合。〉
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/29/d797674437029d003eb3c612063834c9.jpg)
しかし記事を読んで、会社であることも忘れて、「これだよ、これ!」と興奮のるつぼ(同僚たちも、もう慣れている)。
女装趣味のタカシくん(日仏ハーフの25歳で商社勤務)が肉体的女装を求め、生理を疑似体験できるというマシーンを発明する……というストーリー。1回の生理の平均経血量である80mlの血液が5日間にかけて流れるほか、腹痛デバイスも実装。ベルト部分にはアブトロニック(筋肉に電氣刺戟を与えるダイエット機器)が装着され、生理痛にも似た痛みを与えるという。こぇえ!
このマシンは、「生理は本当に必要か?」「テクノロジーによって生理を左右できたらどうなるのか?」という問題提起から生まれたという。「身体など人肉にすぎない」というギブスンのサイバースペースの思想が、ついに現実のものになってきた。これこそ、サイボーグ・フェミニズム・アート。
過激さでは、〈寿司ボーグ☆ユカリ〉だろうか。夜な夜な男に寿司をサーブしていた〈女体回転寿司サイボーグ〉が次第に自我にめざめ、ただの「かわいらしい接客サイボーグ」としての役割に不満を覚えていく。そして、こっそりキッチンで、腰に装着された回転式テーブルをナイフ搭載型に改造。男社会に闘いを挑む!
すごい。
すごすぎる。
釣りあげられた魚のように、口ぱくぱく。「すげえよ! スプ子、すげえ!」と壊れたテープレコーダーのように讃美の言葉を繰り返すしかない。
こういう人を本当の天才というんだろうな。スプツニ子!という名前は、高校時代のあだ名らしい。本当は日英ハーフなのに、ロシアのハーフに見えてスプートニク、転じてスプツニ子になったのだとか。YouTubeで映像作品が視聴できる。展覧会は1月30日まで東京現代美術館にて。東京方面の方はぜひ。
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