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DV父を許し離婚を否定する共同親権に反対します

2024年04月12日 | 反戦・平和・反差別・さまざまな運動
共同親権法案、衆院法務委で可決 16日にも衆院通過


衆院法務委員会は12日、離婚後の共同親権の導入を柱とする民法などの改正案を議論し、与党などの賛成多数で可決した。16日の衆院通過を目指す。


現在の民法では離婚すると父母のどちらか1人だけしか親権者にはなれない。改正案が成立し、共同親権が導入されれば、父母が協議して双方が親権者となるか一方のみとするかを決められるようになる。


共同親権とするか単独親権とするかで父母の意見がまとまらない場合は家庭裁判所に申し立てて判断を仰ぐ。


共同親権を選んだ場合でも「子の利益のための急迫の事情」は父母のどちらかが単独で決められる。同法案を提出した法務省は法案審議の答弁で、けがによる緊急手術などが「急迫の事情」に当てはまるとした一方で、慢性的な持病への手術は緊急性に応じて個別の事例ごとに判断すると説明した。


子の教育などに関する日常的なことも片方の親のみで決定できる。毎日の食事や習い事の選択などが該当する。


共同親権の導入を巡って虐待やドメスティックバイオレンス(DV)の加害者が親権を理由に子につきまとう懸念が示されていた。3日の法務委員会でも参考人から「DV、虐待が続き、逃げ場がなくなる」との指摘があった。


国会でも野党から虐待などへの配慮を求める声が上がり、与野党で修正協議を繰り返した。立憲民主党は共同親権が原則でないことを明確にすることや父母双方の合意がなければ共同親権を認めないことなどを求めたが、与党は応じなかった。


代わりに自民党は共同親権を決める際に父母双方の「真意であることを確認する措置を検討する」と付則に盛り込む修正案を野党に示した。自民、公明、立民、日本維新の会の4党は11日、法案の一部修正で合意し、衆院法務委での可決にこぎつけた。


改正案が成立すれば離婚後の親権に関する家族法制の改正は77年ぶりとなる。法務省幹部は「改正案は子どものことを一番に考えた。離婚をしたとしても子にとっては父母ともに親であることに変わりはない」と話す。



この記事を読んで、思わずせせら笑ってしまいました。

「改正案は子どものことを一番に考えた。離婚をしたとしても子にとっては父母ともに親であることに変わりはない」だって?


残念なことですが、どんな毒親でも親であることには変わらないです。暴力を振るい虐待するDV親であっても、頼るものがない子どもにとっては、かけがえのない大好きなお父さん、お母さんだったりするわけですね。

しかし、愛するお父さんやお母さんと一緒にいられるからといって、子どもが暴力の支配下にあっていいというのか。そうではないでしょう。

子どものことなんか何も考えていないくせに、人間みてぇな口きいてんじゃねえよ。この外道の法務省が。

共同親権を主張しているのは、DVを理由に離婚を突きつけられ、妻子に見放され親権を失った、ダメンズばかりです。


さすがに、DV野郎揃いの共同親権派の主張が世間に浸透するには、時間がかかるだろうと思っていたら、奴らはとりあえず多数派の与党自民党公明党を工作したらよかっただけのようです。

年度末と年度明けの仕事に勤しむうちに、いつの間にかこの共同親権法案が国会を通過しそうになっているではありませんか。


まさかこんな悪法が、マスメディアに報じられることもないまま、国会を通過しそうになっているとは、思いもよりませんでしたよ。

私については、労組の役員でもあるのに、この体たらくには自己批判しなければなりません。仕事が終わったら、一杯やるのが楽しみで、酒に飲んだくれているうちに、見過ごしてしまいました。全く、最近は、お酒に飲んだくれているひまもないようです。

この離婚後共同親権は、妻子から見限られ、別居されたDV父にも、「DV野郎でも親は親」と親権を認めることになる、とんでもない悪法です。


【離婚後共同親権ってなに?】


子どもの重要事項についての決定に別居親の許可が必要になる制度です。拒否されれば、進学・入院・入園・引っ越しなどができなくなります。合意できなければ、裁判所に決めてもらうまで何もできません。




【具体的に何が問題なの?】


① 父母のどちらかが拒否しても、裁判所によって「共同親権」が命じられる。


② 子連れ別居ができなくなる。


③ 裁判所は、精神的・性的虐待など立証できないDVを除外しきれない。


④ 家庭裁判所はすでにパンク状態で、対応する人員も施設も予算もない。


⑤ 「養育費不払い対策」は骨抜きで実効性がない。


⑥ 裁判などを悪用した嫌がらせ(リーガルハラスメント)の対策がない。



この悪法は、お子さんの幸せと未来を願って、離婚や別居を選んだお母さんたちを絶対に許さない、女は男に従えという、時代錯誤そのものの悪法です。

共同親権は、戦前の家父長制の復活を目論む、自公政権の岩盤支持層の保守層の野望を体現するものでしょう。


政権支持率が低迷するなか、ドサクサにまぎれて、こんな悪法を国会を通過させようとしていますが、女性も男性もその他の人たちも、こんな横暴を許してはなりません。

女性にもその他の性の人たちにとって、こんな最悪な反動の時代のなかにあっても、いま朝ドラで、『虎に翼』が放映されているのは、ひとつの希望です。

今週の『虎に翼』よかったですね。


「勝ったつもりか」
「お前だけが幸せになるのは許さない」

この台詞。DV夫が持つ思考回路に対する解像度の高さ!


DVは激しい執着と支配欲であることを徹底して表現している。脚本も演出も、とてもよく調べて考えて作られていると思う。

#虎に翼

https://twitter.com/takinamiyukari/status/1778564355627598043


「俺は絶対離婚しないからな 一生離さない お前だけ幸せになるなんて許さない」
今朝の #虎と翼 で裁判所で夫が怒鳴ってた言葉ですが、脚本家の方はDVモラハラをよくわかってますよね 多分 #共同親権 めぐる審議も絶対よく見てると思う! #DV加害者支援法
#共同親権を廃案に
https://twitter.com/katepanda2/status/177856083474425073
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共同親権とは、「おまえだけが幸せになるのは許さない」(だから離婚しない、一生離さない)という、明治・大正・昭和・平成のDVダメンズの言い分を合理化・正当化して、21世紀の世界に復活しようという、とんでもない悪法なのです。

アクションが遅れてしまいましたが、まだまだあきらめたらいけません。
どうかこころある人は、共同親権反対署名にご協力ください!


#STOP共同親権 〜両親のハンコなしでは進学も治療も引越しもできない!実質的な離婚禁止制度〜



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