新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃん姉妹とお父さんの日々。

役立たずの神様

2011年06月09日 | 日記
町山智浩さんがツイッターで酷評していた「もしドラ」映画版を観に行くのだとか。
http://togetter.com/li/145750

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0605&f=entertainment_0605_001.shtml

「もしもドラッガーが云々って、半年後には確実にゴミになって1年後には誰も忘れてる映画作る金観る金があれば被災地に寄付したほうが役に立つよ」

こんな形で被災地を持ち出すのだけは、やめてほしかったな。役に立つか、役に立たないという価値観で決めてしまったら、『映画秘宝』だって非常時には役立たない、不謹慎だという論理を認めてしまうことになるのではないか。

もちろん、このことは、『もしドラ』やその映画版を、「ゴミ」と呼んではいけないということを一切意味していない。ゴミは分別してリサイクルすれば、資源になるからだ(たんなる紙くずとしてもね)。

今の自己啓発ブームと、スピリチュアルや精神世界ブームは、その安直さで、どこかで通じるものがある。本を読んだり、意識を変えたところで、賢くなったり成功したり金持ちになれたりマネジャーになれたりはしないのだ。

最近文庫化された『夢をかなえるゾウ』は、自己啓発本のインチキさいい加減さをエンタメまでに高めた怪作だった。ガネーシャのダメ神さまぶりがすごくいい。「だっておれ上司やし? 努力とか一切したないから、上司になったみたいなところあるし?」と、利用(悪用?)させてもらっています。

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1 コメント

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Unknown (くろまっく)
2011-06-10 12:56:00
「もしドラ」の問題点は、確かに野球で「それはない」という部分だろうなあ(拍手コメントへのお返事)。
まあ、町山さんあれが芸風ですけど、マクドのハンバーガーにクズ肉の寄せ集めといっても仕方ないではないかと。書きましたがB級にはB級のむずかしさがあるんですよね。
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