新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

大震災の後に

2011年03月20日 | 被災地応援
いまやっている企画。Webブラウザーさえあれば、クリエイティブのワークフローとタスク管理を、クライアントとクリエイターが共有できるシステムのご提案。

もちろん、電気や通信回線がアウトだったら意味がない。しかしネット大手のクライアントの東京本社では、自宅待機が続いており、タイムリーなご提案ではあった。

しかしタイムリーすぎて、今はご提案どころではない。金本アニキの「野球どころじゃ……」という記事を読んだ。全くその通りだと想う。今の被災地では、雪のなかまだ懸命の捜索活動が続き、被災者の方々は食糧や燃料の乏しい避難所暮らしが続いている。勇気をもらったとか、勇気をあげるとか、今の被災地はそういう状況ではないだろう。まずは原発事故の拡大を阻止して、被災地支援のためのライフラインを復旧すること。なにごともそれからのことだと思う。

「アウシュヴィッツ後に、詩を書くことは野蛮である」というアドルノの言葉を思い出す。もちろん、この言葉はみだりに一般化してはいけない。この発言は、大量虐殺を経験した現代における詩の不可能性こそが、詩(哲学を含むことば)の逆説的なリアリティを支えているという意味だと、私は受け止めている。「芸術の力を信じる」と、予定通り作品展を開催した東京のアーティストさんには、「がんばってください」とお返事した。

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