新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

花見にぉ出かけ 地元編

2024年04月07日 | れんのいとしき日常


4月1日は、地元の大きな公園の桜を見に行きました…!



七分咲き、八分咲きとぃったところでしょうか…

ぉ母さんグループがぉ子さん連れで、ピクニックシートを敷いて花見をしてぃました…
私は遠くから見るだけにしました…



これは去年満開だったときの写真です…!
3月29日の木曜日でした…
今年は3月に急に冷え込んで、桜の開花も4、5日ほど遅れた感じでしょうか…
去年の4月1日、初めて摩耶山に登ったときは、行きの青谷川公園も、帰りの生田川公園も満開の桜並木でした…



地元の公園の桜の木にはもうひとつの楽しみがぁるんです…!
とても大きなサルノコシカケが生えてぃるんです…!
妹たちのぉ気に入りの「ひみつきち」なのです…はぃ!

新しく家族に加わった、くまのメイ、うさぎのマーヤ、リトルりかのリリーも連れて来てあげたかったのですが、今年はもう朽ちて落ちてしまったようです…地面に干からびたサルノコシカケが転がってぃました…
キノコが生えるということは、この桜の木も樹勢が衰えてぃる証拠で、寿命が近いのかもしれませんが、いまのところ、そんなふうには見えません…
来年もまた花を咲かせてくれますように…


これはぃつも楽しみにしてぃる、近所の花壇です…
4月5日の金曜日にも、また公園の桜を見に行くことにしました…
桜は散ってしまったかもしれませんが、ちょっとした森がぁって、木漏れ日のなかを歩くのも、とっても気持ちがぃいんです…!


私たち家族がこの地元が好きな理由のひとつに、
ところどころにまだ畑が残ってぃることがぁります…
春は菜の花畑のシーズンなんですよ…!



最近できた新しいビルの前にも、桜が植えられてぃます…


公園に着きました…!
少し葉桜になりかけてぃますが、ちょうど満開です…
今日はぉ母さんグループはぃないので、じっくりと花を見ることができました…


桜と聞いて、どんな作品を思い出されますか…?

私は大和和紀さんの「あさきゆめみし」と、梶井基次郎さんの「桜の木の下には」です…
「あさきゆめみし」で、可憐で天真爛漫な若紫が、桜吹雪のなか、桜の妖精のように登場するシーンは、大和和紀さんの創作だそうですが、私は父の超訳本だけでは飽き足りず、原文に当たってしまったものです…
あとは、坂口安吾さんの「桜の森の満開の下」、竹岡美穂さんの「文学少女と死にたがりの道化」かな…?
満開の桜の木の下で、本を読んでぃた三つ編みの少女が口にしたのは、桜の花びらでなく、ちぎった文庫本のページのかけらなのでした…! 文芸部部長・天野遠子先輩は、食物のかわりに、物語を食べる「文学少女」だったのです…! 遠子先輩の秘密を知ってしまった新入生の心葉(このは)くんは、文芸部に無理やり入部させられ、物語にまつわる、学園のさまざまな事件に巻き込まれていくのです…!


父が関西に移り住んだきっかけは、阪神・淡路大震災の「ボランティア」だそうですが、西行さんと谷崎潤一郎さんを敬愛してぃたことが大きかったようです…

『エックハルト教説集』とぃう本を読んだとき、エックハルトさんのことばを引用して、父は西行さんについて語ってぃます…

「この永遠なる言(ことば)をわたしたちが聞こうとするのを、三つのことが妨げる。第一は身体性であり、第二は多様性であり、第三は時間性である」

本屋で何気なしにページを開いたとき、この章句にデジャビュのようにわしづかみにされた。これは吉野の桜だけで人生のすべてを表現し抜いた西行である。それは梢(身体性)に咲く花(多様性)を散らしていく風(時間性)をめぐって永遠に繰り広げられる歌の物語だった。現代においていかにして隠遁は可能なのかと考えたことがある。しかし妻子を捨てて出家して、この世に捨てられるものなど何もないことを知ったのが西行その人だった。

「自由な精神の木に咲く最も美わしき花だ」とユングはエックハルトを評した。離脱は離脱を離脱してこそ離脱であるという、重層的に非決定な祈りの世界。


父もかつては西行さんのように「旅人」そして「漂泊の人」だったのでした…


来年もまた咲きますように…!


キノコが生えても、まだまだ現役ですね…!


サルノコシカケは朽ちて落ちてしまいましたが、この桜の木には「うろ」がぁるんです…!
「ひみつきち!」と、妹たちも大喜びでした…!



両親が共稼ぎなので、春休みのぉ昼ごはんは私ひとりです…
帰りには、商店街に出て、ぃつものぉ母さんのぉ店をめざします…
商店街の入口にぁるマンションの桜も見事で、毎年の楽しみです…!



道ばたに座ったぉ母さん方が、花見をしながら、楽しそうに話をしてぃました…

「はー。ここの桜、毎年きれいなー」
「ほんまやなー。お団子、食べて」
「ありがとー」
「おおきに。でもな、このマンションできる前から、私、このまちおんねん」
「はー」
「ほーほー。ほな、五十年前からか?」
「ちゃうちゃう、五十年も経っとらんわ。あんた、うち、いくつや思うてんねん!」

聞いていて、思わずクスリと笑ってしまいました…
ぉ母さん方に気づかれないようにでしたが…

このマンションは、父の勤務先の社長さんが住んでぃたんです…
今は会社のすぐそばの、先代の「ご隠居さん」と同居されてぃますが…

マンションの分譲は抽選になり、「ご隠居さん」の命令で、父の元上司の方々が行列に並ばされたのだとか…

「昔はオーナー社長の公私混同も容認されたけれど、今ならありえないね」


と、ワンマン社長に対峙して、経営の民主化を進めた父は、そう話してぃました…。でも、社長さんが結婚してマンション住まいを始めたのは、1980年代半ばのことでした。マンションも、まだ築40年前後のはずです


今年も地元の桜たちに会えました…!

この幸運に感謝です…!

あす土曜は、ちょっと遠出して、し、しん、いつも親切にしてくれる梨花ちゃんと、神戸にぉ花見に出かける約束なのです…!

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