新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

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温泉発電ビジネス

2012年06月27日 | 反原発・脱原発・エネルギー
 仕事といえば仕事なんだが、小型温泉発電用カリーナサイクルに関する論文を見ていたんだよ。

 日本は温泉大国。2008 年3月現在、28,090 個の温泉泉源があるのだそうだ。1962~2007年の間に、毎年温泉泉源は毎年平均334個ずつ増えている。

 しかし立地スペースの問題、また温泉枯渇の心配から、この温泉資源はうまく活用されているとはいいがたい。

 温泉ではその用途が浴用がメインになっている。火山地帯の沸騰泉では、入浴できる適温まで冷却しないといけない。つまりせっかくの熱エネルギーを捨てているわけだ。

 別府のひょうたん温泉では、薬用成分を薄める加水適温化を避けて、自然冷却で適温化してきた。このため夜21時から朝8時まで営業できなかった。今は竹製の高温温泉冷却器も開発されたらしい。

 しかしこの冷却器のかわりに、小型バイナリー発電システムを導入すれば、発電と適温化を同時に実現できる。電力をまかなえ、夜間も営業でき、余った電力は売却できる。これはとてもいい。

 こうした無駄に捨てているせっかくのエネルギーは、どこにでも至る所にたくさんありそうな気がする。


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