爆音と共にこの大空が澱んだあの日。
オバーは、
昨日までかくれんぼしていた
ウージの中を
友と歩いた砂利道を
裸足のままで走った。
三線の音色をのせていた島風に
鉄の匂いが混じったあの日。
オジーは、
その風に仲間の叫びを聞いた。
昨日まで温かかったはずの
冷たい手を握り、
生きたいと泣く
赤子の声を押さえつけたあの日。
慰霊の日
沖縄全戦没者追悼式
児童・生徒平和メッセージ事業
詩の部門 最優秀賞
誓い~私達のおばぁに寄せて~
県立宮古高等学校3年 上原愛音さん
メッセージ抜粋。
心に突き刺さる、
熱いメッセージでした。
次世代へ繋げる強い想い溢れる
詩であったと感じました。
何気無く、普通に、当たり前に
いただいてる朝ごはん。
有り難きことであることを
改めて、教えてくれました。
この上原さんのメッセージの
一文にある
[鉄の匂いが混じったあの日]
と聞いた瞬間、
また、心に突き刺さった。
鉄は、
雨、音、匂い、光、風となったのか?
鉄の匂いは、
もうひとつの匂いとして、
血の匂いも表現されたのかな。
次の個展、
沖縄で開催されるアートイベントの
出品に向けて、
鉄の雨、匂い、音、光り、風を
僕なりに表現してみたいと、
製作着手する。