kurogenkokuです。
240冊目は・・・。
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日本の原発、どこで間違えたのか
内橋克人 著 朝日新聞出版
先月につづいて原発本2冊目です。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/2973.html
武田邦彦さんの本が福島原発の事故を受け未来の原発のあり方について記述しているのに対し、本書はそもそも原発がなぜどのようにしてつくられたのか、そこにフォーカスしている点で違いがあります。
両方とも朝日新聞の出版なので原発に対し批判的な部類に入りますが(関係ないか・・・。
いずれの本を読んで感じるのが「正しい情報ってナンだろう」ということ。
原発建設に当たって政府・官僚は都合の良い情報しか出してこなかった。「原発はコスト的に安いんだ」ど吹き込まれれば、我々は当然その情報を信じますし、そこには処分費用などは含まれていないため実は高コストだったという話は自分で調べなければわかりません。
今回の震災対応を見てもどの情報を信じればよいのか全くわかりません。
E官房長官の「ただちに健康被害を与えるレベルではない」という発言。一件大丈夫そうに聞こえますがですが「ただちっていつ?」と疑問を持って聞いている国民は少なくないと思われます。
肝心な書評ですが・・・。
非常に勉強になる本です⇒書評になっていない。。。
【目次】
序 つくられた「原発安全神話」―なぜ、いま『原発への警鐘』を復刻するのか
第1章 福島第一原発の風景―「万が一」を恐れた住民たち
第2章 東京電力と原発―福島第一原発はこうしてできた
第3章 人工放射能の恐怖―「放射線はスロー・デスを招く」
第4章 「安全」は無視され続けた―「公開ヒアリング」という名の儀式
第5章 なぜ原発を作り続けるのか―電力会社の「利益」と「体質」
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