モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

~ 合格を確率論で捉えないこと ~


kurogenkokuです。
自分は何度も失敗してきた人間なので「失敗体験」についても人一倍持っています。
裏を返せば、その「失敗体験」に陥らないようにすることこそ合格の近道。

そんな気持ちで少しずつ書いていきたいと思います。


第1回目は「合格を確率論で捉えないこと」です。
診断士の合格率は1次試験、2次試験ともそれぞれ約20%。
狭き門です。

ここで誤った思考として次のようなものがあります。

「1次試験に確実に合格して2次の受験権利を掴んでおけば、そのうちに受かるだろう・・・。」


結論から言いますと「そのうちに受かるはずがありません」

論述で紛れが多いといわれている2次試験ですが、上位20%に入るためにはそれ相当の実力を身につけなければなりませんし、それ相当の「準備」や「努力」が必要です。
「いずれ合格のときが来るだろう」的発想では、おそらく20年かけても合格は無理でしょう。


ここでオットセイさんのエントリー『合格祝賀会で印象に残った言葉 』にトラックバックです。
http://plaza.rakuten.co.jp/ottosei/diary/200701070000/

謙虚なオットセイさんですから、自分のことを「間違いなく運が強かったんだと思います」と表現されています。
でも果たして本当に「運」だけで合格したのでしょうか。
もし「運」だけで合否が決まるのであれば、受験生がここに費やしている時間や努力にはどのような意味があるでしょうか。
自分だったらこの時点で、診断士受験を辞めていると思います。
不安になったのでオットセイさんの過去ログを拝見させていただきました。
「オフ会での質問コーナー」にもあるように、合格を掴むためにオットセイさんなりの努力や工夫を重ねられていることがわかりました
ちょっと安心しました。
ですからオットセイさんは「運が強かったんだと思います」と表現されているものの、実際には「運を掴むために『合格のための努力』を積み重ねてきた」のが正しいのではないでしょうか。
TACの斉藤社長さんが言いたかったのは「運が合格を決めた」ということではなく「運を信じることでこれからも成長し続けて欲しい」というメッセージだと思いますYO。


元に戻って。

「1次試験に確実に合格して2次の受験権利を掴んでおけば、そのうちに受かるだろう・・・。」

私が診断士の勉強を始めた頃、こんな考え方を持っていました。
1次試験に受かる度「落ちても来年があるから」と慰め(言い訳?)に終始していました。
これが長年、受験生活を送る羽目になる「最も誤った思考」なんですよね。

ですから確率論などに頼ることなく、しっかりとした実力つけて今年で合格を決めてください。


いきなり「重いエントリー」になってしまった orz

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コメント一覧

kurogenkoku
ブーちゃんさん。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/
おはようございます。

「合格を確率論で捉えてしまう」

まさに私が受験を始めた頃、陥った悪い傾向でした。
もちろん「確率論」で考えて合格する人はいます。でも他力本願になっちゃうのでやはり自分は「アンチ確率論者」です。
同期のブーちゃん
どうもです。
http://goldlefty.blog54.fc2.com/
>「1次試験に確実に合格して2次の
>受験権利を掴んでおけば、そのうちに
>受かるだろう・・・。」

やっぱり、模試で結果が出ず同じことを考えました。2回目までに合格する確率は1-4/5×4/5=36%、だったらなんとかなるだろーみたいなことを確かに考えました。
でも実際はそんなことないですね。努力しなければ絶対受からないし。

kuro兄が書くと深いね。

kurogenkoku
jankorouさんおはようこざいます。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/
>ついでに2次も事例合格制にしてもらえたらいいのになーと思っています。 そしたら、こつこつ型の人にもチャンスがあるのではないでしょうか。 

なるほど。
面白い案ですね。
成績が公開されるようになったので1次試験同様、科目合格制は可能になりますね。

受験勉強にも取り組み安くなりますし。
kurogenkoku
appleしゃん。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/
>私の不合格は自分の勉強不足が原因

決してそんなこともないと思いますが・・・。
大変でしょうが気持ちで負けないよう頑張ってください!!
jankorou
こんばんは。じゃんコローです。 ここ最近確かに内容が重いですね(~!~)。 それはさておき、私が診断士試験をうけるぞぉという気持ちになったのは、科目別合格になったのがきっかけです。 一発勝負はしんどかったから。最近事例問題の練習を開始して、ものすごく難しいことがわかってきたので、ついでに2次も事例合格制にしてもらえたらいいのになーと思っています。 そしたら、こつこつ型の人にもチャンスがあるのではないでしょうか。 そのようになったら、合格したのは運のおかげだーっなんてことはないんじゃないのかなと思いますです。(すんません。ちょっと生意気言いました)
apple
自己事故フォロー
私の不合格は自分の勉強不足が原因であり、kuro兄さんの合格は努力の積み重ねと実務能力の高さと人間力と思っています。
念のため。
kurogenkoku
appleしゃん。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/
>でも、ダメだったときは自分の頑張り不足のせいにし、いい結果のときは天狗にならずさらに頑張る、そのためには、「運」という言葉の祝辞はいいかもしれませんね。

これについてはそう思いますね。
自分自身も「奢ることなく」、初心を忘れず頑張りMAX。
kurogenkoku
オットセイさん、こんにちは。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/
勝手にトラックバックしてしまい申し訳ありませんでした。

ブログを拝見する限り、きっちり勉強されていた方なので「運」ではなく「実力」で合格を掴んだのではないかということが言いたかっただけです・・・。

キャッシュフローも託児所も合否には直結していないと思っています。
合格者もいろいろ書いているわけですから。

それよりも合否は違うところで決まっているのではないでしょうか。
自分が得た「気づき」とはここにもあります。
その辺については後日、書いてみます。

実務補習、一緒の班になれると良いですね。
apple
推測ですがf^_^;
合格者に向かっての話ですので、「合格後も努力し、診断士プロフェッションとして活躍してください」の意味もあるでしょうか。
ある程度「運」の部分があることは否定できません。でも、ダメだったときは自分の頑張り不足のせいにし、いい結果のときは天狗にならずさらに頑張る、そのためには、「運」という言葉の祝辞はいいかもしれませんね。
オットセイ
kurogenkokuさん、コメントありがとうございます。確かに私はそのうち受かるだろうとは全く考えていませんでした。自分なりの努力はしたんですがまだまだ足りないと考えていました。本当に運がよかったのはCFの問題で正確な知識(備品の売却益以外と仮定し営業CFに含めるという認識)がないのにおそらく正解とみなされたことです。努力することは大切で万一に運だけで合格してもその先につらい目にあうと考えています。
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