ここでは「マズローの欲求5段階説」「マグレガーのX理論・Y理論」「アージリスの未成熟・成熟理論」「ハーズバーグの動機付け・衛生理論」「ブルームの期待理論」をとりあげます。
【モチベーション理論】
モチベーションとは、仕事に対する動機づけ、意欲のことで、モチベーション理論は「欲求理論」と「過程理論」の二つに大別されます。
「欲求理論」が組織を構成する人の欲求とそれを満たす方法を分析しているのに対し、「過程理論」はそのプロセスについて踏み込んでいます。「欲求理論」の代表的なものには「マズローの欲求5段階説」、「過程理論」の代表的なものには「ブルームの期待理論」があります。
【マズローの欲求5段階説】
マズローは、人間の欲求は5段階に分け、低次元の欲求の欲求が満たされると、人間はさらに1つ上の欲求を目指すようになるとしています。
これが欲求5段階説です。なおこの欲求については低次元から順に並べると下記のようになります。
①生理的欲求
人間が生きる上で必要な衣食住などに対する本能的な欲求
②安全の欲求
安定的生活を求めたいとする欲求
③所属と愛への欲求(社会的欲求)
他人との関りや他者との愛情を充足したいとする集団帰属の欲求
④尊厳欲求
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬されることを求める欲求
⑤自己実現の欲求
自分の能力、可能性を発揮し、向上を図りたいとする欲求
【マグレガーのX理論・Y理論】
マグレガーはX理論 とY理論の2つの人間観を提唱しました。
「欲求5段階説」との違いとして「人間は低次元の欲求をすでに満たしており、さらに高次元の欲求を満たすためにはY理論に基づいた動機づけを行わなければならない」と主張しました。
(X理論の人間観)・・・性悪説的人間観
本来人間は怠け者で、上から指示や統制を行うことが必要
(Y理論の人間観)・・・性善説的人間観
人間は本来自分の立てた目標に向かって努力する
よって「目標による管理(後日登場)」が具体的方策として有効であることをつきとめました。
次回も【モチベーション理論】のつづきをとりあげます。
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