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企業経営理論(新たな経営戦略)

今回から「新たな経営戦略」について取り上げます。
具体的には、「リストラクチュアリング」「リエンジニアリング」「戦略的アライアンス」「ベンチマーキング」についてとりあげます。
なお「ベンチャービジネス」については「新規事業開発」の科目で具体的に書きますのでここでは触れません。

【リストラクチュアリング】
リストラクチュアリングとは「事業の再構築」という意味です。
具体的には既存事業の廃止や撤退、新規事業への参入や、販売ルートの切り替えなどのことをいい、一般的に使われている「人件費の削減」よりもより広義なものとなります。


【リエンジニアリング】
「リエンジニアリング」については「経営情報システム」で触れましたので以下を参照してください。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/260.html


【戦略的アライアンス】
戦略的アライアンス(戦略的提携)とは「複数の独立した組織体が特別な目的達成のため、緊密に協力したビジネス関係を構築すること」という意味で、「経営資源」に乏しい中小企業にとっての生き残り策として活用されています。
具体的な例としては「業務提携」や「資本参加」「JV(ジョイントベンチャー)」があげられます。

(戦略的アライアンスの効用)
①それぞれの企業がもつ能力を集約し、シナジー効果を発揮できる
自社のコアコンピタンスに経営資源を集中できる
③確立している既存事業を、時間、資金をそれほど要せずに確保できる
法的手続きが容易


【ベンチマーキング】
JQA(経営品質協議会)によれば、ベンチマークとは
「組織が改善活動を行うときに、業界を超えて世界で最も優れた方法あるいはプロセスを実行している組織から、その実践方法(プラクティス)を学び、自社に適した形で導入して大きな改善に結びつけるための一連の活動」と定義されています。

(ベンチマーキングのポイント)
パフォーマンスを向上させることを前提に行うこと
②世界中の組織から学ぶこと
ベスト・プラクティスを見つけ出すこと
④自らの組織に上手く適応させること
継続的な改善活動として行うこと

なお経営情報システムで「ベストプラクティス」について取り上げましたので関連して押さえてください。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/263.html



以上で企業経営理論の「経営戦略論」と位置付けた分野については終了です。
次回から「組織論」に入ります。

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