吉村京花☆歌う門には福来る

Jazz, Bossa Nova, Sambaを愛するシンガー、吉村京花のブログです。

女三人珍道中~紫のパルム

2008年07月24日 | 音楽雑記
20日は、ジャズストリートのメイン会場、古町(ふるまち)商店街にある喫茶店「パルム」にて、昼の12時からの出演。
パルムとは紫の意味で、ママさんが紫色好きという。インテリアも渋い紫で統一されている。落ち着いた空間。コーヒーも本格的でおいしい。
ハコの形のせいか、木を基調とした内装素材のせいか、音はとてもアコースティック感があって、すばらしい響き。
いいバランスだった。
最初のステージは特に、時間帯的に身体が起きていないかもと念入りに準備運動してきたのもあり、すごくいいハーモニーが生まれた。
いや~気を使うとこんなにいい音になるんだ、っていつもそうしろよ!
演奏の質、音色という点では、昨日以上と思える出来だった。
日本語の歌とアカペラが特に映えた。
三人のやりとりも、すごく落ち着いてお互いをよく聴き合い、かみあった演奏になった。

さすがに、正午からの演奏は、最初はお客様もまばら。と思ったら、しだいに増えてきて盛り上がる。昨日いらしていたお客様の姿も。

皆さん拍手がうまい。タイミングがよいし、バッとまとまった音になる。人数以上の拍手に聞こえる。
さすが新潟ジャズストリート。
お客様の質もとってもよい。

演奏を終えて、ほっと一息。
そば屋さんで食事しようと入ったら、先ほど会場にいらしていたお客様。
ビールをおごっていただいた。

その後も、ほかの演奏会場に顔を出したら、きのうのお客様に遭遇して声をかけていただいたり、握手を求められたり・・・。
悪いことはできない。

今回は、本当にいろいろと勉強になった2日間だった。
体調のもって行きかた。初めての会場でのサウンドチェックの大切さ。
当たり前にわかっているつもりのことも、所が変わると調子も変わる。

何はともあれ、2日間ともお客様にはとても喜んでいただけて、東京から足を運んだ甲斐がオオアリでした。

やはり女三人のバランスは、何とも言えず絶妙。
笑いなくしておれないフォッサマグナなのでした。
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女三人珍道中~老舗スワン大盛況

2008年07月24日 | ライブ情報
19日の出演は、1964年開店の老舗のジャズ喫茶スワンにて、21時~23時。
遅い時間にもかかわらず、たくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました。

フォッサマグナ
清水貴和子(Piano&Vocal) 吉村京花(Vocal) 柳沢マーヤ(Percussion)

サウンド・チェックで入店した私たちよりも先に、すでにかぶりつきの席を確保されているグループも。
マスターおすすめとの評判を聞いてお越しくださったとのこと。
演奏開始時間が近づくと、どんどんと押し寄せるお客様。
わ~、東京じゃめったにこういうことないな~。
とうれしいやら。

やっぱり、デューク・エリントンさんの曲をと
“In a Mellow Tone”で幕開け。
一曲目からすごい好反応!
大きな拍手、ご声援をいただき、ますます演奏ものります。
私たちフォッサマグナの演奏は、ジャズに軸足を置きながらも、Bossa Nova, Samba、ラテンもの、レゲエ風アレンジ、アカペラ、アニメソング、日本語の曲などもとりまぜて、かなり脱線ジャズ転覆トリオって感じなのですが、それをおおらかに受け止めて楽しんでいただけている様子。
佳境に入ると立ち上がって踊りだすお客様も。
とにかく熱気ムンムンで、反応がいい。
その様子にますますこちらも拍車がかかるという熱い音空間でした。
やっぱり締めはエリントンさんの”It Don’t Mean a Thing”
アンコールの大合唱に感動して、思わず
「今日は何がすばらしいって、お客様がすばらしい!」
って叫んでしまいました。

ボサノバ・ファンのお客様からリクエストいただいた「イパネマの娘」をポルトガル語でお贈りして、お別れとなりました。


新潟、熱いぞ~~!
初新潟ライブは、お客様と一体となった幸せなひとときとあいなりにけり。

終了後、たくさんのお客様から声をかけていただき、それも、「あの曲のこういうところがよかった」とすごく具体的に指摘してくださる方が多い。
ああ、ほんとによく聴いていてくださるのだなとあらためて感激でした。

初日、大成功!
翌日は12時からの演奏を控えていたので「軽く」打ち上げでホテルに引き上げました。
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女三人珍道中~新潟ジャズストリートの始まり

2008年07月24日 | 音楽雑記
演奏の話に入る前に、「新潟ジャズストリート」の起こりについてちょっと解説。

毎年1月と7月の2回。2日間にわたって、ライブハウスやストリート、コンサートホールなど30の会場で入れ替わり立ち代りジャズ・ライブが行われる。まさに、街に音楽があふれるイベント。
なんと1000円のフリーパスで、どこでも好きなところに入れるとあって、ジャズファンのみならず、ふだん生演奏を聴かない方も、このときとばかり集まっていらっしゃるのです。
2003年に始まり、今回で12回を無事に終えました。

でも、なぜ新潟でジャズ?
って素朴な疑問がわいてきますね。

それは、公式HPのこちらの記事を読めば納得!

http://www.niigata-jazzstreet.com/about.php

新潟は昔からジャズが盛んだったそうですが、それには港町気質と、戦後アメリカ文化センターが置かれたことが関係しているようです。
加えて、このジャズストリートというイベントは、ジャズの巨匠「デューク・エリントン・メモリアル」と銘打たれています。かのエリントン氏は、新潟市の国際親善名誉市民なのです。来日公演中だった1964年の6月、新潟地震が発生し、その惨状に心を痛めたエリントン氏が急遽予定を変更してチャリティコンサートを催し、収益金を地震復興の義捐金として新潟市に寄付したからなのだそうです。

ジャズ史に名を残す巨匠との深いつながりのある新潟。そのことをもう一度思い出して、ジャズも街も一緒に盛り上がっていこうという趣旨で始まったイベントなのです。

そんなステキなイベントに参加させていただけて、とっても光栄だったのです。
さて、いよいよ次回は初日のライブ編!
どんな展開になるやら、お楽しみに。
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女三人珍道中~初新潟

2008年07月24日 | ライブ情報
毎年2回開かれている「新潟ジャズストリート」。
相方のヴォーカリスト&ピアニストの清水貴和子嬢が新潟(正確には新津)出身ということで、今も新潟に何かとご縁がある関係で、誘っていただきました。
フォッサマグナでの出場は今回が初めて。

私もパーカッションのマーヤさんもなにしろ、新潟は初めて。
旅気分でキョロキョロしながらの珍道中とあいなりにけり。

19日上野から新幹線で新潟入り。またもや東北地方で地震があったらしいけれど、新潟方面は今回は幸い影響はなかった。
東北で被害にあわれた皆様は、暑い盛りに不便な生活を強いられお辛いことと思います。

3時ごろホテルにチェックインし、まずは会場の下見。
19日の演奏場所は「スワン」という老舗のジャズクラブで、ここのマスターがジャズストリートの発端をつくった中心人物とのこと。
店に着くとすでに別グループの演奏が行われており、入り口からあふれるほどの人、人、人。
うわ~こんなに注目されるイベントなんだとまずはビックリ!

その後翌日の演奏会場である喫茶「パルム」にもごあいさつを兼ねて顔を出し、少しだけ演奏を聴く。
こちらもあふれかえる人、人、人。

私たちの出番は夜9時からということで、まだまだ時間はある。
曲の打ち合わせを兼ねて軽く食事でも・・・なんてのが甘かった。
フォッサマグナのメンバー3人がそろったら、そりゃ呑まないわけはない。

早めの時間から営業しているよさげな飲み屋さんで、新潟名物を満喫。

牛スジを味噌で煮込んだ「どて焼き」
「のど黒」という魚のお刺身。ムツに近い魚です。
夏が旬の「岩がき」。
それになんといっても、「十全なす!」 
この浅漬けが最高なのです。
少し丸っこい形をしているけれど、ただのナスには変わりない。
それなのに、ああ、なんとほどよい歯ごたえ。
これだけでお酒が進んでしまう~~。

ビールだけのつもりが、次は焼酎へ・・・。
実は東京から来ている有名ミュージシャンのライブを聴きに行こうともくろんでいたのだが、それもそっちのけで、すっかり根が生えて飲み倒す女三人なのであった。
でも、さすがに演奏を控えた身、演奏開始時間から逆算して酔いを醒ます余裕くらいは頭の片隅に置いておいた。

演奏の話じゃなくて飲み食いの話かよ~~!って

それは次の日記でね。
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