吉村京花☆歌う門には福来る

Jazz, Bossa Nova, Sambaを愛するシンガー、吉村京花のブログです。

明けましておめでとうございます

2011年01月03日 | 音楽雑記
皆様、明けましておめでとうございます。
2011年もこれまで同様、よろしくお願いいたします。

昨夜遅く、下関~広島と
実家めぐりから戻ってきました。
今日は穏やかな初春らしい気候ですね。


私の実家の下関では、のんびりできましたが
今回の帰省の主な目的は
3月に行う里帰りライブの下準備。
関係者のごあいさつまわりと打ち合わせなども
いたしました。

共演する長唄の杵屋勝宣絵さんとも
ジョイント曲の相談などいたしました。

杵屋さんは西日本を代表する三絃(三味線)奏者のお一人で
その道では評価の高い方です。
しかし、家元制にありがちな権威主義的なお考えは一切なく
とかく趣味人のおけいこごとに
とどまりがちな長唄の真の魅力を
より多くの方々に知っていただくために
自分がどのように役立てるかという姿勢をもつ
視野の広い方です。
長身の美人で、粋な着物を身にまとい三絃を構えるさまは
ひきこまれるようなたたずまいの素敵な方です。
ひとくだり聞かせていただいた三絃の音色もすばらしく
フォッサマグナのハーモニーと重なったとき
どんな世界が広がるか、イマジネーションを掻き立てられます。

そんな素敵な方ですが、いや
素敵な方だからこそかもしれませんが
気取ったところがなく、気さくで
何の虚飾もありません。
ホンモノというのは、自分を大きく見せる必要がないのですね。

つくづく思います。
何か虚勢を張ろうとする人は要するに中身に自信がないのです。

どのように表を取り繕おうと
その人の中身はにじみ出てしまうものなのです。
とくに生身の人間が表現する音楽や舞踊やパフォーマンス芸術は
そういうものだと思います。
表を飾ろうとするより、自分自身の中身を磨くことが
いかに大切か。
日常をいかに生きるかが大切なのですね。

そんなことを教えられた気がします。

ホンモノの方々と共演させていただき
勉強の機会を与えていただけるとは
ありがたき幸せです。

これも姉が、地元の下関で香道の講師をしながら
いろいろとアンテナを張っていてくれるおかげです。
地方では、人のネットワークは都会以上にモノを言うのです。

今年の演奏活動の展開がどのようになっていくか
ますます楽しみです。

これまでと変わらないのは、皆様の笑顔を栄養に
元気を交換していきたいということです。
皆様のもとに幸せが訪れますように。
今年もどうぞ、お健やかにお過ごしください。
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