吉村京花☆歌う門には福来る

Jazz, Bossa Nova, Sambaを愛するシンガー、吉村京花のブログです。

モーションブルーでサンバ三昧

2009年07月07日 | 音楽雑記
5日は2日目のライブ鑑賞で
横浜モーションブルーへ。

これはすご~く楽しみにしていたのです。
何しろ、加々美淳氏・渡海真知子さんを中心とした
最強メンバーにセルシーニョ・シルバ氏のパンデイロが加わるとなると
どんなグルーブが生まれるか・・・。
前日体験した気持ちのよさをそのまま体によみがえらせながら
もう、わくわくしてテンション上がりっぱなしだった。

潮干狩りから帰り着いたのが3時過ぎ。
収穫したアサリを塩抜き体制に。
ボールじゃ足りないから、大きな鍋を出して
ペットボトルに汲んで来た海水に浸すが、量が足りない。
娘が海水と同じ濃度の塩水をつくる。
あとは任せたぜ!

その間にも、ピュー、ピューと潮を吹くアサリくんたち。
一晩そうやって吹いてなさいね。明日の朝、味噌汁にして食べてあげるからね~。

砂と潮風にまみれたからだをザーとシャワーで流し、
エレガントなカジュアルに着替えて
(モーションブルーだからな~、短パンにビーサンじゃまずいよな)
お化粧もして、いそいそとお出かけしたのです。

でも横浜は遠い。関内に付いた時点ですでに17:15。
ライブスタートは17:30だから
赤レンガ倉庫まで歩いてたら間に合わない。
しょうがなくタクシー!
受付したら、ちょうど始まったばかりだった。
1曲目の冒頭をミスしただけで済んだぞ~。

最初から、これだ~! これだ~!
これがサンバだ~!
って、たぶん実際に聞いていただけたら納得すると思う。

歌詞のもつ抑揚と音色とリズムと
すべてが一体となって、サンバのリズムを形成している。

やさしさ、温かさの中に燃え上がる情熱を包含する。
セルシーニョさんとは直接面識はないが
きっとそういう人柄なのだろうなと髣髴とさせる。

ほんとに人間がそのまま音楽に出る。

渡海真知子さんの歌を初めて聴いたとき
感激のあまり言葉にならなかったことを思い出した。
ほかにも上手い歌手はたくさんいることは知っている。
オリジナリティあふれるすばらしいパフォーマンスのできる人もいる。

でも、彼女は何が違うか・・・。

人間がそのままそこにいる。
「サンバと出会って人生が変わった」
MCでも彼女はそう言っていた。

それが、うそ偽りない彼女の真実だということがビリビリ伝わってくる。
ああ、生きていてよかった、サンバを演奏できるなんて幸せ~
という彼女の心の叫びがストレートに伝わる。

うそのつけない人なんだと思う。
もちろん、ネイティブではないポルトガル語を駆使して
自然に語るように演奏できるようになるまでには
相当な修行を要したことと思う。
でもそれが喜びなんだとわかる。

人間のありようがこれほどそのまま出てくる音楽・・・サンバ
だから私もどうしようもなく惹かれるのだと思う。

渡海さん自身、ライブの最後のほうでは、
感極まって涙を流していた。
でも、わかる。
セルシーニョさんの温かいリズムに包まれたら
確かに泣けるよね~。

音楽って人を幸せにするものなんだと
感じさせてくれるライブだった。

なんか人にやさしくなれそう。
(子どもにも・・・)
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