ポコアポコヤ

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「また、必ず会おう」と誰もが言った。 「オルゴォル」朱川湊人 感想

2012-02-12 | 小説・漫画他

両方とも、とても良い事を言っているお話。ただ、説教くさいって思う人もいるかもしれません。

「オルゴォル」は去年の夏に読んで、途中まで感想書いたけれど、下書きに入ったままになっていたんです。そして「また、必ず会おうと誰もが言った。」を最近読んだら、これら2つは似た匂いのする作品だったなーと思いました。

「また、必ず会おう」と誰もが言った。
電車の壁に、この本のポスターが貼ってあったのを見て、面白いのかな?と興味が沸いたので、図書館で借りてみました。

人生の指南書的なウンチクというか、色々良い事が一杯詰まった本で、あまり文字も多くないし、空間もあるので読みやすいです。中学生くらいの子が読むと良いかなーって思います。
私は面白く読めましたが、人によっては、押しつけがましく感じるかも・・。

物語としては、飛行機に乗り遅れた高校生が、故郷の九州に戻るために、色々な人に会い、成長していくというお話です。
良い人ばっかりなのが、ちょっと漫画チックですが、飛行機売店のオバチャンとか、トラックの運ちゃんとか、みんなデキブツなんですよ~。

私が一番良いなーって思ったのは、人の家に居候になった時などに、せめてもの気持ちとして、お部屋のお掃除をする、という処でした!
私ってば、今までお家に滞在させて頂いただけで、何もしてなかったなあ・・・と、この年になって大反省。せめてそういうお掃除とかするべきだったな、、今後はそうさせて貰おう!!この部分は子供に伝授したいです。

「また、必ず会おう」と誰もが言った。 喜多川 泰 / 2010-11-18
・・・・・・・・・・・
「オルゴォル」

文部省とか学校推薦図書に選ばれそうな本で、小学生に読んでもらいたいです。
なんというか、とても良い本なんですよねー。
読みやすいし面白いし、歴史や人生についても語られており、とにかく、まっすぐな感じがするというか。

戦争のこと、原爆のこと、阪神大震災、福知山線の事故、そういう事を忘れない事、自分が生まれる前の事も、日本人ならしっかり知らなくては恥ずかしいことなどが書かれています。
英語が話せる事よりも自分のルーツである日本の歴史を知る方が、もっと重要なのでは?という一節とか、自殺してしまった人は、家族を捨てて行ってしまったのではなく、病気だったという処とか。

(内容)小学生のハヤトは、トンダじいさんの想い出のオルゴールを届けるため、鹿児島を目指す。ハヤトの父は、お菓子のメーカーに勤めていたが、自社の内情を公にしたがために会社を辞めて、なかなか新しい職につけず、結果生活が苦しくなり、離婚してしまった。お父さんがやった事は果たして正しかったのか?否か?。離婚後、お母さんには新しい男の影が見える様になり、ハヤトが大阪のお父さんの処に訪ねて行ったら、そこで若い彼女が出来ているのを知り・・・

朱川 湊人
講談社 / 単行本(ソフトカバー) / 386ページ / 2010-10-08

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4 コメント

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岡本大輔さん☆ (latifa)
2012-05-11 09:33:42
こんにちは、岡本さん
TB、コメントありがとうございました!
喜多川さんが、札幌にいらっしゃるんですかー。今時期北海道は、とても爽やかで緑が綺麗で良いですよねー

岡本さんの書評は、ご自分の体験を率直に語られていて、凄く印象に残る記事だなぁ~と思いました。
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こんばんは。 (岡本大輔)
2012-05-10 20:43:01
札幌に喜多川さんが来るのを聴いて、自分が以前読んだ書評を読み返していました。
他の人の書評も読むと参考になります。僕も居候するときは、相手の部屋を徹底的に綺麗にしようと思いました。
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コンニャクOK!さん (latifa)
2012-04-21 11:58:07
お久しぶりです~~コンニャクOK!さん
コメント、とっても嬉しいです。

>J-WAVE ランデブーのブックレビューで紹介され

キャー!!!
私も、そのコーナー、時々聞いていますよ。
今はレイチェル・チャンさんが、ランデブーやってますよね。
ブックレビューは、はばよしかつさん?でしたっけ?今朝、王様のブランチに、ちょっとだけ出てましたが、時々TVでお見かけします。その筋では有名な方なんですね。

おっと、話がそれましたが、そうか~紹介されていたんですね。その回は聞いていませんでした。

>興味を覚え長い予約待ちを経て手にしました。
やっぱり、人気の本なんですね・・・。
私も相当待ったんですよ。

>今春より高校に通う息子に贈りました。
おおお~~~~~~!
確か、以前コンニャクOK!さんとお話に子供さんの話題が出た時、まだ小学生だった様な・・・。その息子さんが、高校生ですか
という私の子供も、高校生なんですが。
時の経つのは早いというか・・・。
私たちにとっては、3年、5年って、あんまり変わらないけれど、子供にとっては、凄い違いますよね。

この本を子供さんに贈られるなんて、素敵なお父さんだわぁー!
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御無沙汰しています (コンニャクOK!)
2012-04-17 00:06:45
久しぶりに訪れました。

「また、必ず会おう」と誰もが言った。
昨年、私も図書館で借りて読みました。
J-WAVE ランデブーのブックレビューで紹介され興味を覚え長い予約待ちを経て手にしました。青春時代にしか体験することのできない「特権的時間」とはこういうことだな、と思いながら今春より高校に通う息子に贈りました。
漫画ばっかり読んでいる彼が果たして読むかどうか分かりませんが、いつか何らかの形でこの本と出合うことを望んでいます。
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