サルサバンドLATIN FACTORYのブログ
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導光材

とある工作上の都合があり、導光材なるものを作ってみた。模型であれば、発光体が入らない部分を光らせるために昔から用いられてきた技法である。いわゆる光ファイバーと原理は同じ。ただし、光ファイバーは、もともと光で信号を伝達するために開発されたものなので、屈折率の違うもので表面を覆うことにより、光がほぼ100%伝達するような構造となっているが、ここでは、光透過率98%程度のアクリル棒を用いて、なるべく効率よく光を届けるということである。
どうしても、加工精度その他が影響するのだが、光を当ててみれば、無意味に光っている部分から光が漏れていることがわかる。コレが、光の伝達ロスとなる。性能にこだわり、時間も十分にあるのであれば、そもそも材料を継ぎ足さずにムク材から作成し、表面をコンパウンドで磨いて鏡面とすれば、かなりの伝達率を達成することができる。今回は、そこまでやる気力もなかったし、そもそも、とあるインジケーターのLEDを外側からわかるようにするためだけだったので、光っているのがわかればそれでよし、という感じで制作した。見ての通り、光が曲がる部分では、45度に反射面をつくり、そこは鏡面に近いくらいに磨き上げておく必要がある。光は、ここで反射してさらにまっすぐに進む。これで、いろんな方向に光を進めることができる。材料の継ぎ目でハンパ無く光っているのはご愛敬。
緊急時にはお世話になるであろう懐中電灯で光らせてみた。当然、光が最終的に伝達されるところは一番強力に光るが、それ以外の部分も強力な光りッぷりである。かなり、ロスが大きいな(苦笑)。まぁ、これでも目的は達成できるのでオーライです。
写真がおなじじゃぁ、しまらないなぁ(笑)
Editor CABEZÓN
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