
冬は嫌ですね

なぜ? それはねー、桜島の火山灰が毎日のように我が家のほうに向かってくるから!
今日も午後2時頃、仕事から帰ってきて前庭と、家の前の通りの掃き掃除をやって
終わったのが、午後5時!


あっ、そうそう「さと と ちゃのは は こいごいと」 は鹿児島弁です。
共通語で表すと「砂糖と茶の葉は濃い濃いと」 となります。
これは、江戸時代(もっと前かも?)から鹿児島に伝わる「御持て成しの心得」を現したものです。
むかし薩摩は、琉球(沖縄や奄美)を統治し、その主要な生産物であった砂糖キビ(砂糖の原料)は
藩の大切な財源として、厳しく管理されていました

庶民にとっては、めったに口にすることの出来ない贅沢品だったのです。
お茶の葉も同様で、上質な緑茶は贅沢品でした。 (鹿児島茶の生産量は、静岡に次いで全国第2位です。)
庶民は日ごろ倹しい生活をしながらも、冠婚葬祭などでお客様を持て成すときは「精一杯の贅沢を!」と、
料理には、たっぷりの砂糖を使い甘く甘くして! お茶っ葉をいっぱい入れて渋くて口をすぼめたくなるような濃いお茶をお出ししたのです。


ですから、鹿児島の田舎料理はびっくりするほど甘いです! お年寄りが作ったものほど甘いです。

醤油が甘いのもそのせいで醸造の過程で砂糖が使われるのであって、いわゆる「たまり」と呼ばれるものとは違います!

ちなみに、お茶を飲むときには必ず「漬物」が出ます。 それも丼で山盛り

鹿児島に来られる時は覚悟して来て下さい。


きょうは夕日が綺麗でした

