牛タンまるごと１本 下処理から塩タンになるまで！

最近、日本で食べてたものが無性に食べたくなって仕方ない。きっと２年以上帰省してないからだと思う…。

ここでは肉屋さんにいっても、日本のようにスライス肉なんて手にはいりません。アジア系の食材店などで、冷凍されたスライス肉は買えるけど、バカみたいな値段がするうえに、肉質は下の下レベル↓。かなりがっかり。ないなら自分でなんとかするしかない、っていうのがここでの生活の第一歩。（笑）

牛タンをまるごと１本購入。日本ではあまり見かけることのない舌そのままの姿。もちろん、皮もついたまま。今回は冷凍のものを購入。まるごと１本で＄８ちょっと。すでにスライスされたものに比べるとかなりお買い得！！

解凍して袋からだすとこんな、なんともグロテスクな…。私は思わず、胃酸があがってきてしまいました。（苦笑）なので、ここからは私の旦那様の出番！！

この舌の皮をはいでいかなければいけないんだけど、どうやら手法は２種類。①皮の色が変わるくらい数分ゆでてから皮をはぐ。②生のまま、少しずつ包丁でそいでいく。

今回は②の方法で。たぶん、半冷凍状態くらいのほうが扱いやすいと思う。今回は全解凍しちゃってたからぬるぬるしてそぐのが難しいし、ふにゃふにゃして不安定でした。

↑　このグレーの枠内の肉を切り落とすと、少しきれいな舌の形になってきます。この部分、たぶん煮込んだりするのに使えると思うんだけど知識不足。たぶん、我が家では犬のご飯になると思う…。

左半分が舌の根元に近い部分。この部位は脂がのってて塩タンにもっとも適した部分。舌の先端は硬くておいしくないという噂。今回は、根元から３分の２を塩タン用にスライス。残りは…煮込むか、もしくは犬のえさ。

スライスするときは、半冷凍状態のほうが形がきれいに整えられるし、薄く切れます。私たちは時間がなかったので、無理やりなんとかスライスしました。なので、ちょっと形がいびつで厚みもバラバラ。まぁ、これもご愛嬌。味がよければすべてよし！！！

これが今晩の夕食になります。塩タンのBBQ。お塩とレモン、ネギでおいしくいただきま～す♪

普段、暑い日はBBQしないんだけど、今日は特別。なんせ塩タンだもん！！！贅沢贅沢。　ちなみにパースは猛暑記録を更新中。ここ１週間ずっと３５℃超えの暑さ。それとこれからの１週間ずっと３５℃超え予想。しかも夜間も２０℃を切らない…。これって１５年ぶりの暑さらしい。しかも今年は湿度が高い！！いまだにパースは危機的な水不足。雨が降らないのに湿度が高い…いいことなしです。（泣）

それにしても、日本って便利。この皮むきの大変な仕事をぜんぶお肉屋さんがしてくれてるなんて。日本のサービスの質の高さには本当に感心です。