上五島へ

江戸時代のキリシタン信仰を象徴する教会群を有する五島列島へ向かいます。
五島列島は、大きく上五島と下五島に分かれており、時間に余裕があれば船で行き来することも可能です。
わたしたちは１泊なので、上五島のみ。

九州商船の有川港行き（３便／日）は、今年10月28日から就航したばかりの新しい高速船
他に、五島産業汽船からも船が出ています（３便／日）。
午前中に五島に着く便は、両社を合わせても２便しかないので、出港時間で選択。

トイレが最新式（今回の旅はトイレばかり話題にしてるなぁ）、窓のステンドグラスが素敵
長崎港から１時間４０分ほどですが、沖に出るとかなり揺れるので、船酔いする方はキツイかも。
シートベルト着用です。

船から見た上五島
大昔の海底火山からできました。
小笠原沖の西ノ島も、何万年かすると生態系を持つようになるんでしょうね。
（見てみたいけど、さすがにそこまで生きられないからなぁ）

上陸すると、ニコニコレンタカーの女性が出迎えてくれました。
お喋りに花が咲き、ガイドブックには載っていない地元の人おすすめの名所や、行先までの大体の所要時間、ねずみ捕り情報（晴れの日は多いらしいです。一時停止、スピードなど旅先で捕まるのはショックですよね＠＠；）、美味しい五島うどんの食べ方など、教えていただきました。

島は想像以上に広く、教会は五島全体で５１、上五島だけでも２９もあるのですから、すべてを見て周ることはとてもできません。
地元の人の話は、旅人にとって大変貴重でありがたいです。

腹が減ってはなんとやら。
まずは、五島うどんを食べながら作戦会議。


レンタカー屋さんのおすすめ　竹酔亭「特製うどん」

五島うどんは「地獄炊き」が有名ですが、

「地獄炊きのうどんは乾麺だから、それを買って家で玉子と出汁かけて食べれば同じです。私たちは滅多に外食しませんが、たまに行くと子供たちもみんな特製うどんなんかを食べますねぇ。せっかくですから、生めんの特製うどんを食べていかれたらどうですか」

そう言われたら、ね。
噂通り、あご（とびうお）出汁がとても美味しいです！
麺は緩め。
具は、えびとかぼちゃの天ぷら、椎茸、濃い味の揚げ、にんじん、わかめ、ちくわ、牛肉など。関東人としては、牛肉とえびの同居に驚きます。
大嫌いな椎茸にも挑戦。
あれっ、普通に食べられる……あれあれ、全部完食しちゃった。（ここの椎茸が美味しいのか、自分の味覚が変わったのか、食わず嫌いだったのか）


店には、２人のシスターが４～５人の幼稚園生を連れて来ていました。
１２時を過ぎると、地元の工事業者の方々がご飯を食べにやって来ました。うどんよりもかつ丼などのご飯ものが人気。