あんなに避けていたアンサンブルなのに、いざ練習してみたら面白いのなんのって。
ヴィヴァルディ「四季」から「春」の、ソリストが弾く’嵐’の部分が、かっこいい。
まだ完璧に弾けるわけではないけど、そしてコンマスが休みの時だけ出番があるっていう役割だけど、夢中になって練習しています。
11月、地元の商店街の催しで弾くかも。
なんかそういうのっていいなと思います。
ボランティアで病院で弾くとかもね、いつかやってみたい。
特にお世話になった病院では、いつか弾きたい(または歌いたい)と思います。
もっとレパートリーが必要だけれど。
☆ ★ ☆
高いお金を払って聞くコンサートもそれはそれで完璧だろうし、楽しめると思う。
でもわたしは、どういうわけか一流と言われるプロの演奏よりも、地元に密着していたり、アマチュアやセミプロの小さなコンサートほど心がこもっていて、素晴らしくて、真に感動したりします。
なぜだろう???
……ずっと考えていました。
わたしの周りには、実力も才能もあるのに、お金が続かなくて諦めてしまった音楽家がたくさんいます。
もちろん、諦めずにがんばっている人たちもいます。
成功して、日本を代表する一流のプロとして活躍している人も、とても少ないけれどいます。
この差はなんだろう?
☆ ★ ☆
わたしは入院中に一度だけ、病院内のロビーコンサートを聞くことを許可されたことがありました。
その時聞いたフルートとピアノの演奏は、正直言うとたいして上手くはなかったのですが(ごめんなさい)、わたしは感動して大号泣しました。
あの時、どうしても涙を止めることが出来なかった……。
生演奏には力があり、魂があり、心があります。
聞いている人には、それが伝わるんだと思います。
カメラの世界では、そうなのですね。
でもなんだか……ちょっとわかる気がします。
わたしが名刺に「バイオリニスト」と書いたら、渡された人はプロだと思うかもしれません[E:coldsweats01]