朝6時前に起床し朝食を摂る。昨晩は、一晩中風がビュービュー吹き荒れ、岩陰に張ったテントも結構あおられた。
三ノ窓から東正面に、端正な形の鹿島槍が、両脇に五竜岳、爺ケ岳をはべらせている。
昨夕雲海だった雲は、上昇してすっかり上空をおおいつくし、輪郭ははっきりとしているものの、どんよりグレーな感じ。
昨晩の風といい、昼過ぎからいよいよ雨が降りそう。
今日は楽勝とたかをくくっていたが、小窓王をまくバンドを見落としてしまい、池ノ谷を降りすぎ迷子になってしまう。
昨日降りたガリーより、さらに崩れやすい足元だったのに、もっと早く気がつくべきだったのだが、違うルンゼに入ったりとかして
このコルに立つまでに2時間ほどかかってしまった。
正面に池ノ谷ガリーが見えるが、とても一般コースといえたものではない。
足元に小窓雪渓、その尾根の延長線上に池ノ平山。当初直登するつもりだったが、時間をロスしてしまった為
雪渓を降り巻くコースに変更
降りること10分ほどで右岸に大きな滝が見え、上にはたっぷりの雪渓と、さらにその上にチンネとクレオパトラニードルがそびえ立つ。
これが目印となり左岸にマークを見つけ、巻き道に入るが、これまたほとんど崩れているので危険、かなり大きく巻くから
結果的には直登コースでも時間的にはあまりかわらないかも。
池ノ平小屋に3時頃到着、剣方面をかえり見る。室堂側からとは、全く違う景観の、ゴツゴツした岩尾根で見る者を圧倒する。
八ツ峰にクレオパトラニードル、チンネ、ジャンダルム、小窓ノ王、全てクライミング対象のエリア。
30分ほど降りると、かの有名な仙人池からの逆さ剣・・・は、つい先ほど降り出した雨の為見ることはできない。恰好の場所
というのはこういう所のことを言うのだろうか、状況さえそろえば誰がシャッターを切ってもそれなりの写真が撮れそう。
レインウエアを装着し、さらに1時間半ほど降りれば仙人温泉に到着。
後片付けもそこそこにして、とりあえず裸になって温泉にザブン。
雨で冷えた体がポカポカと温まってきて極楽浄土に昇天。
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