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一度は行ってみたい北方稜線④

2006-10-12 18:37:30 | インポート

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昨晩ひとしきり降った雨も未明には上がり、目覚めの温泉につかりに行く。上空はスッキリと澄んでいるし、今日は天気が良くなりそう、バックに唐松岳がはっきり見える。

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例年遅くまで雪渓の消えないこの沢筋の道は、残雪の具合によって道がコロコロ変わるため、巻き道も多い。阿曽原まではこんなはしごの登ったり下りたりを繰り返す。

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阿曽原の小屋を越えて急登すると、そこからが本格的な水平歩道になる。間もなく黒部の怪人の異名をとる奥鐘山西壁が見えてくる。その基部あたりが終了点の欅平で、すぐ近くにありそうだがここからでもたっぷり4時間はかかる。

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直線距離にするとかなり近いところでも、谷と尾根をつなぐ入り組んだ道を歩くので、時間がかかる。谷に入るとこんなすばらしい滝に出会うこともある。

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雪崩の巣窟の志合谷。ここは年間通して雪の無くなることはないので、地中深く入り口から出口迄150メートルにわたってトンネルが掘られている。トンネル内は真っ暗なのでヘッドランプ必携。

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水平歩道もあとわずか、30分ぐらいで終着か?途中避難するような箇所もいくつかはあるが、とにかく長い道なので後半はかなり飽きてくるかも。

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やっと欅平に到着、折り良く、すぐに出る便が合ったので飛び乗る。宇奈月までは寒い中1時間半ガタゴトゆられて行く。トロッコで冷えた体を宇奈月の温泉で解凍して地ビールで乾杯!これにて山行終了。

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