CDP(DAC/トランスポート)の凄さというのを
一言で表すと
「ここで音を作る」
と、言うことになる。
音を良くする。音質を良くする。
と、いうことで、
皆様いろいろ、工夫されているのだけど
他の部分で行っている改善なるものは、
すべて、
「表現力を変えている」
のであって、
そこで、
「音を作っている」わけではない。
いくら、アンプをよくしても
いくらSPをよくしても
他、アクセサリー類を良くしても
もともとのCDP(DAC/トランスポート)から、
出ない音は(音質)は、そのほかのところに出てこない。
その出ない(無い)音質を作ることができるのが
CDP(DAC/トランスポート)なのであるが、
この音質を作るということが
メーカーでさえ、むつかしい。
例えば、
SONY CDPR3やらR1aなど、
その部品をみたら、
どんなにすごい音が出てくるのかという極上品であるが、
出てくる音は
「へ?」
なに、これ?
と、いう音であるため
当方では、出ない音(無い音質)を作り出すために
音質改善を勧める・・どころでなく
OH/音質改善をする場合のみ依頼を受けるという厳しい措置になっている。
なぜ、メーカーのものがこんなことが起きるかといえば
単純に「音作り」のセンスがなかった。
と、言うことになる。
この機器を他のシステム・アクセサリーで
そこそこに聴けるようにはなっていたのだろうけど
もともとを言えば
良い部品をつぎ込めば何とかなるという考えで作りあげたのだろう。
が、出来上がったものをきいて、
こりゃあ、だめだ、と、思わない「耳」だったのだろう。
この音じゃあ、こんな値段は取れない
と、いう代物だったろうけど
結局、コストがかかりすぎて、値段が高くなり
高けりゃ良いものだ。と、いうところにおちついたのと
幸いというか、
不幸というか
WADIA6と同じピックアップを使っているものだから
そこそこの音が出てくる。
だが、そのピックアップの性能に依存したものであり
かつ、そのピックアップの性能は、まともに発揮されておらず
正直、宝の持ち腐れになっていて、
ピックアップ単体で言えばそんな機器につけられて不幸であり
機器から言えば、このピックアップのおかげで生き延びれた‥幸せであったろう。
その音作りのセンスを見直したか、
耳の良い人、音作りの技術とセンスのある人が入社でもしたのか?
777ESJになってくると、そこそこの音を出すようになっている。
それでさえ、まだまだ、音質改善で音質は向上する。
なぜ、向上するかといえば
出なかった音質・なかった音質を作ることができるから向上する。
音を作る・音質を作るというと
なにか、みょうちくりんに音を変更すると思われるのではないかとおもうが、
もともとの音の個性はしっかり残す。
元の音になかった
存在感・なめらかさ、距離感・臨場感・響き・厚み・深み・クリアさ・・・ほか、
いろいろのなかった音質を作る。
だから、元の音はなくならないし
いままでが、
いかにうわっつらの音を聴いていたか思い知らされる。
こういう音作りのセンスは
実はメーカーでは、出しきれない。
なぜならば、やはり、大量生産という定めがあるから。
このオペアンプをこっちのオペアンプにすれば
もっと、音が良くなると判っていても
コストダウンを図る。
そして、まだまだ音が良くなるのに、
改善しない。
と、しりきれとんぼ・・・だった(ごめん)
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