《叙情小曲集》終曲。ファから始まる調の、短調のほう。
もっと自由に。もっと伸びやかに。そして、もっとミステリアスに。
そう思いながら弾きました
猫ってそもそも、自由で伸びやかでミステリアスですよね。
「魔女の猫」というからには?
きっと、化けたり消えたり嗤ったりできるに違いない
《叙情小曲集》終曲。ファから始まる調の、短調のほう。
もっと自由に。もっと伸びやかに。そして、もっとミステリアスに。
そう思いながら弾きました
猫ってそもそも、自由で伸びやかでミステリアスですよね。
「魔女の猫」というからには?
きっと、化けたり消えたり嗤ったりできるに違いない
これもギロック《叙情小曲集》の中の曲。
《叙情小曲集》は調の順番に並んでいますが、この曲はフラット1個の長調なので、終わりから2番目です。
ギロックは、少ない音で情景を描き出す天才
初見で弾けるシンプルな造りなのに、遠い日の甘い思い出に心を向けている感じが伝わってくる。
遠くて甘い。甘いけど遠い。
「切ない」ということとは違う。きっと今も幸せなんだろうな。
そんなことまで想像できてしまう
またギロックの《叙情小曲集》に戻ります。
こないだ発表会で弾いた曲の、ひとこと解説シリーズ?!
はちどりがホバリングしながら、花の蜜を吸う
あっちの花、こっちの花と飛び回る。
忙しげに、楽しそうに。
《叙情小曲集》には「本歌取り」といっていい曲が多く入っていますが、
この曲の「本歌」は、リムスキー=コルサコフの《熊蜂の飛行》かな。
もとの曲があるから、イメージが広がる。うまいなあ
同じく、《叙情小曲集》の中の曲です。
きっともとにしたイメージは、ドビュッシーの〈月の光〉なんだろうな
ただ、ドビュッシーのは、クールに光景を描き出しているけれど
ギロックのは、とてもロマンチック
月の光を浴びて、少女はどんな夢を見ているのかしら。
〈伝説〉は《叙情小曲集》の中にあります。
「何か」が眠っている
「何か」が始まろうとしている
そんなわくわく感に満ちた曲
ギロックの《叙情小曲集》はどの曲もイメージが鮮やかで楽しい
・・・しばらくお休みしていましたが、また書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします