リンは加工食品の添加物に使われるため、良いイメージを持っていない方も多いかも?
でも、生命維持活動に欠かせない栄養素で、すべての細胞に分布しています。
●リンという栄養素にはどんな働きがある?
カルシウムやマグネシウムと結合して、健康な骨や歯を作ります。
DNAやRNAなどの核酸(細胞の中心にある核)や細胞膜を構成する成分になっています。
糖質、脂質、たんぱく質の代謝を促し、体を動かしたり体温を維持します。
リンは、エネルギーを蓄えているATPという物質を構成しています。
細胞が生命活動を営む上で必要なエネルギーはリンがADPという物質に変化することによって生まれます。
体液中のリン酸塩は、pH値を一定に保ち、浸透圧の調整を行ったり、神経の伝達をサポートしています。
リンが少なすぎると、どのような問題が発生しますか?
骨や歯が弱くなったり、筋力が低下したりします。
リンは色々な食材に含まれますので、普通の食事で不足するということは、ないといわれています。