愛犬家が2000人集まる犬の幼稚園 BuddyDog

犬の幼稚園 Buddy Dogのようす

「安全に」「楽に」暮らせる環境づくり

2006-06-06 10:19:41 | 健康
若い頃は特に問題のなかった生活環境が、老いていくにつれて辛く不便なものになることがあります。

快適な環境は年齢によって変化していくものです。愛犬にとってなるべく負担がかからず、安全な環境作りをお願いします。


●段差の問題を解消する

足腰の弱くなったシニアにとって、階段や玄関の段差は大きな危険ともなります。
玄関にスロープ(坂道)を作ったり、階段を上ることが危険と判断した場合は、段差を小さくするためのブロックなどを使用したり、階段を使用できないようにゲート(人間の赤ちゃん用の折りたたみ式ゲートなど)を設置したりすると良いでしょう。
ゲートの柵の間を通り抜けられる小型犬の場合は、柵に布や網を覆ったタイプが安全です。
猫は自分の限界まで高いところに登ります。
もし、今まで難なく飛び降りていた高さからの着地に失敗することが多くなったら、高いところに上れないよう工夫する必要があります。
ベランダのような危険な場所にやむを得ず出す場合は、猫に首輪とリードをつけて、対処できない場所へ行ってしまわないように注意しましょう。

●食事が摂りやすいよう工夫する

大型犬に対しては、食事を摂るときの食器にも工夫ができます。
高さの低い食器だと、下を向いて食べることが辛くなる場合もあります。
そのような時は、食器を台の上に乗せることで解決できます。

●快適なベッドを用意する

高齢になると睡眠時間が長くなります。
落ち着いてぐっすり休めるよう改めて現在の寝床を確認してみましょう。
皮膚の表面が乾燥してくるシニアには、硬くて冷たい床の上にそのまま寝ることは苦痛です。
特に犬の場合は、肘にタコができてしまうこともあります。
弾力性のあるものを敷くようにしましょう。
また、極端な暑さや寒さに弱くなっているため、温度と湿度の管理にも充分気をつける必要があります。
ソファーや人間のベッドなど、高さのある場所で眠る癖がある場合には、マットレスなどの似た感触で低いものを新たな寝床として用意すると、転落の防止にもなります。

猫ならば、トイレとベッドと水飲み皿の場所を近づけて、生活範囲を狭めてあげましょう。
若ければ心配しなくても家の中で最も快適な場所を見つけてそこに落ち着くことが出来ますが、老齢になるとその場所へ行くことも重労働になる場合があります。
日当たりが良く暖かい場所にいつでもいられるよう配慮してあげましょう。

●トイレはいつも清潔に

老いてくると、今まできちんと出来ていたトイレを失敗することもあります。
排便、尿の我慢が出来なってくるのです。
老犬自身もそんな自分にショックを受けています。
外に連れ出す回数を増やしたり、ハウスの近くにトイレを置いたり、トイレの場所を増やすなどの対応が有効です。
常にトイレを清潔にし、もともときれい好きな犬が安心してトイレが出来る環境を整えましょう。

老猫の場合も同じです。
トイレの場所まで我慢しきれないこともありますので、行動範囲内に複数のトイレを設置して、いつでもどこでも近くにトイレがあるようにしてあげましょう。


最新の画像もっと見る