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しつけ本の教えの決定的な間違い

2009-10-14 11:57:25 | 危険な犬
Dog's discipline

しつけ本の教えの決定的な間違い

頑張って実践したしつけ本の教えの中には多くの誤りがありましたが、決定的な間違いは、

【悪いことをしたら犬をリードで叩く】
【犬がジャレて噛んで来たらマズルを叩いて(弾いて)叱る】という教えです。

これではモンスターたちにはリードや人の手がとても恐ろしく、自分に強い痛みを与えるものだと思うに違いありません。

決して愛犬が悪いわけでは無い・・ということです。

きちんとしつけをしたいという思いは、飼主として当然抱く考えです。

飼主として向上心のある方が、信じて実践した事が間違っていて、愛犬に強い不信感を持たせ深刻な問題行動の引金になってしまうことが多々あります。

気の毒な事態なのですが、適切なしつけを行えば必ず改善できると思います。

改善には時間がかかることもありますが、まず愛犬についてしっかり理解してあげることが大切です。

多くのモンスターは生後2ヶ月弱でペットショップから購入した愛犬です。

そんな時期に親・兄弟と離れ、社会は何が怖くて何が怖くないのか、遊ぶとはどういうことか、自分の身をどうやって守るのか、誰が守ってくれるのか、何にも知らない状態です。

この段階から学習することは、良いことも悪いことも、愛犬の心身に深く刻まれます。

大好きなママから叱られる経験や、縄張りや主従関係の意識が芽生えたりなど、様々な混乱を通して、多くのモンスター犬は攻撃(叱られること)に負けない、やられる前に噛み付く、侵入者(来客)に自分の強さを知らしめる行動へと試行錯誤でたどり着いたのでしょう。

家の中でのマーキングや排便は自分の上位を示したり、飼主さんが嫌がることを分かっていてしている行動です。

とにかく、モンスターたちにとっては自分の強さをアピールしないと不安でたまらない日々なのです。

自分が弱いと思われたら恐ろしいことや痛いことが起きるかもしれないという恐怖と闘う日々です。

食欲や消化・吸収の機能に影響するほどのストレスなのでしょう。

愛犬たちは誤解してしまっています。

誰も愛犬を傷付けたり恐怖に追い込む気は無かったのに・・・

愛犬を理解した上で、その誤解をどう伝え、安心感を与えてあげられるかが、問題行動の改善への近道でもあります。



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