ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

母の手が柔らかくて優しい

2016年01月23日 17時46分43秒 | Weblog
4日ぶりに母を見舞う。
病院食をもう食べなくなって、出されても手をつけずにそのまま片付けられるので、医者から言われた看護師さんが、もう出さなくても良いと了承した。
私が持参した、母の好きなパンやお菓子を少し食べて嬉しそうだ。
食事を食べると、吐き気がするようで、昨日も吐いたと言う。

大腸と肝臓のがんが強くなっているのか。

母の辛い表情を見たくないので、食べたいものだけ食べる今のやりかたでいい。

好きなものを飲みこんだ後、目を閉じて休む母。
その手をそっと握る。
柔らかくて暖かい。
よく働いた手。
農業と繊維関係の仕事をよくがんばっていた。
その姿を想い出す。
父と母が自宅横の工場で早朝から夜中までよく仕事をしていた。
小学校から家事一般を自分が手伝わないと、家の中は回っていかなかった。
自分が洗濯しないと着替えが無くなる。
ホコリがたまっているところを掃除機で掃除する爽快さも知ることができた。
台所の洗い物とお米をとぐのも自分の役割。
忙しい時は、惣菜屋さんでコロッケを買って食べるのも良かった。

母が食後、居間のこたつで居眠りをするのが習慣だった。
そうやって休んで1日13時間は平均仕事をしていただろう。
よく働く両親のもとで、良い教育を授けてくれたからこそ、今の自分の仕事と集中力がある。

母の手を握りながら、感謝の言葉をこころで唱える。
それが今できる精いっぱいのお礼だ。

すべてに感謝。


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