観ている人は観ている

情報番組の良い題材がニュースとして取り上げられている。

まず、母親である女優が実力派であること。
息子が2世タレントとして、芽が出て、いろんな番組に出演してきたこと。
映像の題材が豊富だから、当分コンテンツとして出すことができる。

でも、被害者の一般女性にしてみると、そのニュースは全部見ることはないだろう。
どんなに怖かっただろう。
夜中に独りで女性を仕事につかせるということは、こんな危険性があるということだ。

40歳台なら、子どものような年齢だから、優しく接するだろう。

母親がこんなことになったら、本人はどういう思いを抱くだろう。

こういうニュースを見ると、悲しくなる。
一人の息子が社会の規範に反して、犯罪者になるほど、親不孝はない。
自分で命を絶つのも親不孝だ。

子どもが犯罪を犯した時、親はどんな育て方をしたのか、と咎められる。
過保護、放任主義、愛情をかけて厳しく育てていた、普通の親子関係だったと思いますよ、などと、同級生の親、ご近所、仕事関係の方たちがコメントを話す。

どれも、みんなそれぞれ感じたように話す。
聞かれて答えた中で、面白おかしいところだけを編集でチョイスされ、報道され、それが輪を広がる。

子育ては、日々の出来事のなかで、積み上げられていく。
親がどんなふうに育てられたか、も、影響する。

子どもも自分も元気に今日を生き延びたことに感謝だ。