ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

電車のなかで観た光景

2009年11月25日 17時45分13秒 | Weblog
歳は70歳近いと見受ける。
札幌の熟年の方々は、一般に若い。
開拓者精神で北海道に来られた方がご先祖かご自身でいるので、老けるような精神ではいられない、といった言動を感じる。
例えば、デパート地下の食品コーナーで試食を試す老夫婦カップルをよく観る。
身なりが紳士淑女で、悠々自適な暮らしが想像できるのに、試食するという好奇心をもたれているのだ。

さて、電車の中で隣にお座りになられた70歳くらいの男女の方は、二人とも文庫本を読まれていた。身なりは、高価そうなコートを着ておられて、御髪も整っている。文庫本の文字の大きさも大きくない。どんな内容の本かは、拝見しないが、両方とも高価そうなブックカバーをかけておられた。

老眼で動く交通内で本を読むのは疲れやすい、と聞く。
それでも、そのご夫婦は、静かにそれぞれの本の世界に入り込んでおられた。

いいなあとお二人を眺めていた。
歳をとったら、こんな生活をしたいなあ。
TVは、美味しい店や食べ物を紹介する情報番組や、お笑いの番組が多くて、ニュースの内容も朝から晩まで余り変わることが無ければ、映画のチャンネルか本を読むしか、優雅な時間を過ごせないのではないかと思う。

趣味も仲間と一緒に楽しむのも良いけれど、それだったら、死ぬまで趣味のような仕事をしていたいなあと思う。旅行をしながら何かを書き続けていたい。

冬日の電車の中の光景で、ふと考える自分の老後。
感謝


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