松本ちずお被告処刑の速報で

彼が主催した教団で、指図しただろう殺人や良くない宗教活動は、罰して然りだ。
「罪を憎んで人は憎まず」の範疇だろうか。

サリン事件の被害者の方々や家族のご苦労、人生が丸っきり変えざるを得なかった方々のことを思うと心が苦しくなる。

地下鉄サリン事件の時、自分は九州にオートバイで旅行していた。
友人たちと宿泊していた宿で朝のニュースで悲劇を知った。
一緒にいた友達のお母さんが仕事でその時間、地下鉄に乗っている、とその友達が顔色を失っていた。
すぐに無事を確認したが、自分とて被害にあったとしてもおかしくない。
当時、東京で暮らしていたから。

一般に罪びとたちの家族やその人を知る友人たち同級生たちは、もっと悲しくなる。
自分の身近で心を通わせたことのある人が殺人などの反社会的にとてもひどい罪を犯した時、裏切りや失望、不信感でいっぱいになると想像する。
幸運にも、自分の知るなかで、そういう知り合いがいない。

ただ、一人、殺害された方がいる。
仕事先でちょっと話すことができていた方。
東京電力女子ＯＬで殺害された方。
東大卒業した優秀な女性と聞いていた。
やせ細っていたので、拒食症なのかなって感じていた。
心を通わせるまではいかなかったが、もっと話してみたかった方だった。
転職して10年後くらいにその事件ニュースを知って、驚いた。

こういうケースは稀だが、自分も含めていつこの世とさよならするかわからないので、出会った方で交流ができたら、と思う。

すべてに感謝。