爆笑の授業

自分が担当する学生４０人ほどで、毎年数人は、私の感性をバカ受けするほど、喜ぶ人がいる。
今年は、特に一人の男子学生が、私の一挙一投足を食い入るように見て、時々大笑いをしている。
珍しい動物を見ているように、天然自然の私の言動を見ている。

講師業は、話すショーのようで、見られる人間だと覚悟して、スタイルやファッションを気にしたほうが良い。
太ってシャツがズボンからはみ出て、お腹が出ている肥満の講師の言うことを、よほどの功績が無い限り、よほど面白い芸をしない限り、聞かない。
自己管理ができていない人の言うことは、聞かないし、自分がなりたくない体型を見たくないからだ。

それに気付いたのは、今より１０ｋｇ太っていた頃、学生は私の授業に熱心ではなかった。
ファッションも太っているから、気を配っていなかった。
その時の学生の一人が、勇気を出して私に言ってきた。
「もっとやせてファッションを変えればいいのに」

その一言で、４か月くらいで１０ｋｇ減量することができた。
だからその学生の勇気ある言葉に感謝している。
それ以来、学生は授業に不熱心ということはあまりない。
なぜだろう。
自分が自信あるように見えるからか。
体型とファッションだけで、そう見えるから不思議だ。

お腹がぽっこりしているのを改善したい課題をここ３年、いや、体型を気にするようになって運十年の課題だな。

すべてに感謝。