ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

自分の過去を振り返る10

2008年10月04日 17時04分06秒 | Weblog
仕事をしながら車の免許と自動2輪の免許を取った。
オートバイで通勤し、ちょっとした旅をしていたが、1日20時間仕事をする生活が続いて、さすがに心身がおかしくなり始めた。
温かい瀬戸内の洛陽を観たくて、国道1号線を南下し始めようと考えた。

担当プロデューサーに伝え、一人旅でオートバイを走らせる。
郷里の両親には、内緒だ。
オートバイに乗っていることも事後報告しようと考えていた。

一泊目は、愛知県の海岸線沿いの町だった。
二日目は、関西の赤穂の町、3日目は、小豆島、4日目は、広島、というように、瀬戸内を下関方面まで行き、秋吉台の鍾乳洞を観て、萩の町、鳥取を系由して、実家のある石川県に帰省する。

実家の玄関を入って、母が応対に来ると、車の排気ガスで汚れた私が立っていたので、母は驚いて倒れそうになっていた。
オートバイに乗っていること、一人で旅行してきたこと、全てが女性には受け入れられないというようなタイプの母なので、尚更だろう。
非難の言葉を少し浴びながら、2日間ほど身体を休めて、東京の自分のアパートに帰るように東名高速に乗った。

全部で10日間ほどの休暇だったが、十分リフレッシュできた。
自分が自由にコースを決めて、スケジュールも食べるものも、何もかも自分で決定し、進むという行為に、喜びを得ていた。

そして、その後も、制作の仕事をしながら、毎年、夏休みと祭日をあわせて、10日間の冒険のソロツーリング旅を続けていった。毎年、地域を区切ってまわって、
日本全国を一周終えたのは、5年後だった。
この旅によって、日本の国々をある程度知ることができたこと、自分の言葉で語れること、自分が1つのことを達成できたことが大きな自信となった。

四国、九州、北海道など陸を離れている地域は、フェリーで上陸し、合計1週間で周り、いつも石川県の実家に2泊して東京のアパートに帰宅するようなスケジュールだった。1日10時間ほどオートバイに座る日々を1週間続けるのが、限界だった。それは、お尻が痛い点、お金を宿泊とガソリン代と食費で予算1万円内にとどめること、全部で10日間が有給と夏休みをあわせての最大の時間構成だった。

この夢のソロツーリングを達成できたのは、仕事仲間の援助があり、いつ事故にあっても後継を頼める状況にあったこと、両親が見守ってくれたおかげだ。
ありがたい。
感謝


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