歴史と旅と少しのグルメ

ぐんまを中心とし、日常の気ままな話題を書き込みます。

赤城山探訪(地蔵岳・赤城山鋼索鉄道)

2011年10月10日 | まち歩き

私の住む群馬県も秋を迎え、各地で紅葉が始まっています。今は草津白根や日光方面の金精峠などが見頃ですが、11月にかけて県内各地が徐々に彩ることと思います。こんな中、地元赤城山に行ってきました。家からも近いので、しょっちゅう行っています。今回は、小沼周辺から30分ほどで上れる地蔵岳に行ってきました。かつて、赤城山は避暑地としてにぎわい多くの文人が訪れた場所です。与謝野晶子、志賀直哉、芥川龍之介などに愛され、多くの作品も生まれています。今回上った地蔵岳は、30分ほどで上れます。その頂上からは、大沼が真下に見え、赤城山の山々、沼田方面の山々などその眺めは格別です。10年ほど前は、麓からロープウェイもあり、多くの人でにぎわいました。地蔵岳から下り、覚満淵と鳥居峠に向かいました。小尾瀬といわれる覚満淵は、高層湿原も形成され、多くの貴重な植物が群生しています。今は草紅葉の時期でその黄金色と周りとの美しいコントラストに見とれてしまいました。この覚満淵を見渡せる鳥居峠にはかつて東武鉄道が昭和32年に開発したケーブルカーの山頂駅がありました。麓の利平茶屋駅から急勾配の鉄路でありましたが、東武鉄道で首都圏からの送客を期待して造られました。しかし、昭和41年赤城有料道路の南面ルート開通により、、マイカー乗入れが可能となり、昭和42年に休止となりました。かつての山頂駅はおみやげ屋となり、当時の写真が飾られています。全国で、こうしたケーブルカーや路面電車などが廃止されたのは、ある意味時代の宿命だったのでしょうが、今大量消費社会が見直される中で、こうした過去の産物も多くの知恵・ヒントを与えてくれる気がします。

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地蔵岳中腹から、小沼が顔をのぞかせています

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山頂から大沼の眺め、天気が良ければもっと眺望がいいのですが

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覚満淵、草紅葉が見事

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赤城山鋼索鉄道の山頂駅の写真(昭和30年代?)。多くの人でにぎわっています
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現在の山頂駅付近。旧駅はおみやげ屋に

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急勾配を上るケーブルカーの写真。一度乗りたかった。

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旧山頂駅のケーブルカー到着箇所付近。今はおみやげ屋ですが、当時の資料が展示されています。


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