ポエム サガリバナ
天気予報は下り坂
素足を翔け上がる潮風は生暖かく
人肌が触れ合うように心地よい
点在する照明は月光へのアプローチ
灯りを頼りに滑走すれば
君の夢の中へひとっ飛び
寒がりヤシの木は
羽を広げるのに夢中さ
陽気な南風は口笛吹いて
君の唇を奪って僕を茶化すんだ
揺らめくサガリバナをかき分けて
君へ駆けつけた 遠い夏の晩のことだった
天気予報は下り坂
素足を翔け上がる潮風は生暖かく
人肌が触れ合うように心地よい
点在する照明は月光へのアプローチ
灯りを頼りに滑走すれば
君の夢の中へひとっ飛び
寒がりヤシの木は
羽を広げるのに夢中さ
陽気な南風は口笛吹いて
君の唇を奪って僕を茶化すんだ
揺らめくサガリバナをかき分けて
君へ駆けつけた 遠い夏の晩のことだった