日記 かぜ
風というのは本来は、背中を押してくれたり、祓ってくれたり、報せを運んでくれたり、守ってくれたりと、愛すべき存在なのであります。
それが邪をつけると、今話題の風邪になってしまうという、なんとも嫌な響きだなと、本来の風に同情さえ覚えるのでございました。
邪な風はウィルスという…。
まあ確かに空気感染するならば、ウィルスは風にも乗って、種子のように飛びもするのでしょう。
でもね、風自体は邪じゃないわけよ。
あくまでも花粉症と同じ。ウィルスが邪なだけなんでございます。何故に風の漢字を当てて、しかも『かぜ』って読むんでしょうね。
しかも、邪が付くんだったら他の呼び方のほうがしっくりきそうです。
だからと言って『かぜじゃ!』と読んだ暁にはダジャレにしか聞こえませんけどね。笑
※ほんと、風が、可愛そう。
風というのは本来は…また冒頭のくだりから読んで下さい。歳とると同じこと何回話しても飽きないし、何回でも繰り返したくなるのです(笑)
Oh my god!(わっ唐突〜)
風君も『か』から始まっとるやないけっ!
『か』の威力、凄まじきなり。
私は風が大好きだ。
もはや相棒と呼んでもいい。
友人なんてそんな腑抜けな存在よりも、相棒と呼んだほうがしっくりくる。
それは頼りになるからに他ならない。
そして間違いがないのである。
人間じゃないから間違いがない。
人間は時に間違う。
風は間違わない。
風は常に正しい。
風よ、いつまでも寄り添っていておくれ。